地産地消について
近年、食をめぐる多くの問題から、 食に関する県民の関心が高まっています。 「食」は生命の源であり、健康に密接なかかわりを持っていますが、この「食」を支えるのは「農業」です。 地産地消運動は、単に「地場産品の消費拡大運動」という面だけではなく、「産地と食卓の交流」や「健康的な食生活の実現」、「旬と食文化への理解」、「環境保全」、「地域の活性化」など、いろいろな役割を持っています。 地産地消を実践することにはたくさんの可能性がつまっています。
●地産地消のメリットとは 《消費者のメリット》 ■新鮮で安心な食材を買うことができる ■生産者の顔が見え、安心 ■おいしい食べ方を教えてもらうなど生産者との交流ができる ■本来の「旬」の味を知ることができる ■地域の食生活をすることで地域の気候に合った健康を維持できる
《生産者のメリット》 ■新鮮で栄養価の損なわれない食材を提供できる ■産直施設などに規格外のものを販売できるため無駄が減る ■消費者のニーズを知ることができ、生産意欲が高まる ■流通コストが安くなり、所得の向上につながる ■農業に対する理解が深まる
地産地消により産地と食卓をつなぎ、消費者と生産者がお互いに理解を深めることができます。 地産地消活動を通じて、県民全体・地域全体が活性化することができるのです。
エコロジー 私たちが日常生活で消費するさまざまな製品は、つくるときも、ごみとして処分されるときも、大量のエネルギーを使い、CO2を排出します。最近は、「モノの使い捨ては環境にやさしくない」ということに気づき、捨てるものを減らし(リデュース)、ものを大切にしながら何度も使い(リユース)、使えないものは資源として再利用(リサイクル)する「3R」を実践する人が増えています。
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