今回は札幌大丸のお姉さまのご希望にお応えして 僕の勝負足袋を紹介します。 これが何度か紹介させていただきました、 東京の「向島めうがや」の足袋です。 最初に断っておきますが 「向島めうがや」さんの商品の中でも この足袋はかなり特殊です。 こんな面白い柄足袋ばかりを扱っているわけではなく メインは(たぶん)白足袋です。 男性の着物で個性を「分かりやすい」カタチで表したいと思っていたところ、 「向島めうがや」さんの柄足袋と出会ったのです。
はっきり言って着物と合っているかどうかというのは、 催事に出る僕の場合においては二の次なのです。 着物を着ることの楽しさを前面に出したいんですね。 (それでも極力着物に合う色をチョイスしてはいますが) そういう意味では、白足袋は面白味には欠けると言わざるを得ません。
あまり見かける事のない足袋に驚かれる方も多いようで そのことがきっかけで楽しくお話をされる方もいらっしゃいますし 「その足袋はどこで売ってるの?」 と尋ねられることもしばしば。 もちろん誂えることも出来ますよ。
「向島めうがや」さんとは百貨店催事で知り合いました。 ただ滅多に会わないのでなかなか新しい足袋が手に入らないのです。 今月7日から長崎の浜屋という百貨店で行われる 「女流職人展」に出展されます。 母が一緒に出展しますので何足かいただくつもりです。 因みにこはぜは五枚。 見た目だけではなく履き心地も素晴らしいのです!!
白足袋派の方ももちろんですが 柄足袋派の方にはぜひぜひご覧頂きたい逸品です!! なおこの足袋の柄は戌年のお正月でしょうね。 犬の他にも松竹梅、やっこ凧、鏡餅、独楽などなどが描かれています。 見るだけで楽しくなる、そんな足袋なのです。 |