藤岡組紐店のブログ

四代目藤岡潤全の、店番と出張と帯〆製作と、 え〜と、あとなんだっけの毎日です。
 
2007/07/14 1:23:34|潤全話
ぴちゃぴちゃ、ぽちょんぽちょん
雨が降り続いています。

洗濯物は乾きませんし、
犬の散歩には行けませんし
(愛犬は散歩に行きたくて仕方ないようですがそれ以上に濡れるのが嫌いです)、
なんだかじめじめしてイヤですねえ。

この3連休もきっと雨、それも大雨になるのではないでしょうか。
この時期ってこんなに雨降りましたっけ??
去年の今頃は確か広島から帰ってきた頃だったと思いますが
広島に行ってたときも雨が降った記憶がありません。
去年が少なかったのかな?

前にも書いたと思いますが
雨音は聞いてても本当に飽きません。
僕だけ?
することがあるのでずっと聞いてるわけではないのですが
なんだか雨音を聞いてるとなんだか無我の境地に行ってしまうような・・・
いえ、ただぼーっとしてるだけですね(笑)。

伊賀はあまり降水量は多い方ではなく、
新聞を読んでも被害はないようですが
山や川、海の近くにお住まいの方は
十分にお気をつけくださいませ。

あ、雨音が好きな方、いらっしゃいますか?







2007/07/12 23:44:47|その他
TEL〈電話〉あり
二つの百貨店から電話がありました。

ひとつは来月末に行く千里阪急から。
広告商品の打ち合わせです。
敬老の日に合わせた商品を出したいとのこと。
家庭用品売場などの単独催事は広告展開はあまり望めないのですが
この千里阪急や藤沢小田急しっかり広告にも出してもらってます。
敬老の日に帯〆はなかなか難しいようなので
その他の小物を敬老の日用にということになりました。
たまたま日曜日に大阪に行く用事があるので
ついでに千里阪急まで行ってきます。

もうひとつは今月末に行く金沢・香林坊大和から。
備品・什器についてでした。
なんと今回は催し物会場が多少変わるそうで
ずーっと同じ場所でやってた藤岡組紐店のブースも
今回は変更だとか!!
というわけで金沢のお客さまはお気をつけください。
会場の図を見たわけではありませんが
担当女史によれば入り口入ってすぐだそうです。


今月末から

金沢

名古屋

京都

と、3週連続で催事が続きます。
とりあえず夏バテに気をつけて頑張ります!







2007/07/12 2:07:23|その他
ホームページとブログの効果のほどは・・・
ホームページが出来てから今日で確か5ヶ月です。

あまり変化がないのは棚上げさせていただくとして(ごめんなさい)、
お客さまからたびたびホームページを通じてメールを頂きます。
それは質問であったり、
来店時に買い忘れたものの追加注文であったりとさまざまです。
通販をしているわけではないので
直接売上に繋がったというわけではありませんが
例えば『催しのお知らせ』やブログを見て来ました、
という方もおられますので
目に見えることは少ないかもしれませんが
効果は少なからずあるのでしょう。

きっと一番効果が大きいのはこのブログではないかと思います。
今までは年に一回や二回、お客さまとお会いできるだけでした。
でもこのブログを見ていただくことで
それが今後のコミュニケーションにも繋がります。
確かにブログというのは多分に投げっぱなしの要素も含んではいます。
しかしそれがたとえ一人の読者であっても、人の目に触れさえすれば
それはコミュニケーションが成立しているのでしょう。
おかげさまで親しくしていただいているご常連さまも多くいらっしゃいます。

このブログは伊賀上野ケーブルテレビのものなのですが
年内で使用容量もいっぱいになりそうな気配です。
新しいブログ開設のときは案内させていただきますので
これからも何卒宜しくお願いいたしますm(_ _)m







2007/07/11 0:34:52|くみひも
水・水分・湿気・湿度
今日も一日帯〆を組んでいました。

今は速さよりも正確さを心がけているので
今日だけで一尺も組めてないと思います。
帯〆の長さは五尺超。
なんとか今週中には組み上げようと思っています。


ご存知の方も多いかと思いますが、
帯〆は水分に弱いです。
例えばお客さまからよく聞くのが
「汚れたから洗ったらふにゃふにゃで何のコシもなくなった」
という話。

絶対にやめて下さい!!

帯〆に締め心地を求める方は絶対にしてはならないことです。
残念ながら帯〆は汚れてしまったらその汚れはどうにもなりません。
また色に飽きたから、汚れたから染め直すというのも同じことですね。
水に浸けてしまうと、全ての締め心地は失われてしまいます。
茹で上がって固まったパスタにオリーブオイルをかけるとほぐれるように・・・
適切な比喩ではありませんね‐‐;


以前ネット上で組紐をされている方のインタビューを発見しました。
高台の帯〆は竹べらで打ち込んで組まれるものですが、
曰く「雨の日は湿度が高いので強めに打ち込む(大意)」とか。
まだ高台を始めていなかった僕は母にそのことを聞くと
「雨やから強く打ちこまなあかんとかいうよりも
 帯〆の状態は組んでたら分かるから
 その状態によって臨機応変に打ち込む強さを変えなあかん」とのこと。
「晴れ−普通/雨−強め」という単純なことではないのです。

複雑な組み方はこれからもどんどん出てきますが
基本の高麗組の無地をしっかり出来るように頑張ります!







2007/07/09 22:28:41|くみひも
ちょっとだけヨ
昨日のブログにも書いた帯〆「星合」を少しだけお見せします。

昨日も書いたとおり、残念ながら多くはお見せできません。
なので先端から数センチだけです。
パッと見は喪服用の黒い帯〆のようですが
この先の色の変わりようがなかなか面白いのです。

これが帯〆の中でも最も格が高いとされる
「高麗組」です。
これは50玉(おもりが50個)なので特別目が細かいわけではありませんが
他の丸台や角台、綾竹台で組まれる一般的なものよりは
ずっと目が細かいです。
紐を組むときはこの目が綺麗にできるかどうかもポイントです。
その他の台で紐を組むときは糸に撚りをかけてくむことも多いですが
高台で組まれる紐、殊、高麗組に関して言えば、
撚りがかかっていては組んだ後に綺麗な目は浮かび上がりません。
玉付け(糸に重りをつける作業)のときに撚りを戻さなければなりません。
組んでいる最中にも玉がくるくると回ることで撚りがかかることもあるので
時々撚りは戻しつつ組んでいきます。
中断することなくどんどん進んでいけたら楽チンですが
そうもいきません。
細かいところですがやはり手を抜くわけにはいかないのです。
というか、なんだか気持ち悪いのです、作り手として。

うちは労働力が少ないため、
はっきり言って生産量は少ないです。
かといってたくさん作るために
スピードのみを第一にし、出来をおろそかには出来ません。
当たり前の話なんですけどね。

この「星合」を皆さんにご覧いただける日を楽しみにしております。
なお下に見える箱は気にしないでください^^;