藤岡組紐店のブログ

四代目藤岡潤全の、店番と出張と帯〆製作と、 え〜と、あとなんだっけの毎日です。
 
2007/11/05 2:08:24|潤全話
柿くへば
秋の果物の中でも一番好きなのが柿なのかもしれません。

それも柔らか〜いやつ。

これについては全く賛成意見が得られません。

なんで?

柔らか〜い柿をスプーンですくって食べるのがいいのです。

硬い柿も好きですけどね。

この柿もなかなか美味しかったのです。

もうちょっと甘みが強いと良かったんですけどね。

う〜ん、今日はそれだけ!!







2007/11/04 3:00:32|潤全話
柄足袋派必見!!
今回は札幌大丸のお姉さまのご希望にお応えして
僕の勝負足袋を紹介します。
これが何度か紹介させていただきました、
東京の「向島めうがや」の足袋です。
最初に断っておきますが
「向島めうがや」さんの商品の中でも
この足袋はかなり特殊です。
こんな面白い柄足袋ばかりを扱っているわけではなく
メインは(たぶん)白足袋です。
男性の着物で個性を「分かりやすい」カタチで表したいと思っていたところ、
「向島めうがや」さんの柄足袋と出会ったのです。

はっきり言って着物と合っているかどうかというのは、
催事に出る僕の場合においては二の次なのです。
着物を着ることの楽しさを前面に出したいんですね。
(それでも極力着物に合う色をチョイスしてはいますが)
そういう意味では、白足袋は面白味には欠けると言わざるを得ません。

あまり見かける事のない足袋に驚かれる方も多いようで
そのことがきっかけで楽しくお話をされる方もいらっしゃいますし
「その足袋はどこで売ってるの?」
と尋ねられることもしばしば。
もちろん誂えることも出来ますよ。

「向島めうがや」さんとは百貨店催事で知り合いました。
ただ滅多に会わないのでなかなか新しい足袋が手に入らないのです。
今月7日から長崎浜屋という百貨店で行われる
「女流職人展」に出展されます。
母が一緒に出展しますので何足かいただくつもりです。
因みにこはぜは五枚。
見た目だけではなく履き心地も素晴らしいのです!!

白足袋派の方ももちろんですが
柄足袋派の方にはぜひぜひご覧頂きたい逸品です!!
なおこの足袋の柄は戌年のお正月でしょうね。
犬の他にも松竹梅、やっこ凧、鏡餅、独楽などなどが描かれています。
見るだけで楽しくなる、そんな足袋なのです。







2007/11/03 0:48:22|潤全話
何んでもない
藤岡組紐店が百貨店催事に出始めたのが
現在開催中の上本町近鉄の「職人の技展」です。

その頃、僕は高校生でした。
全く家業に興味のなかった僕は
母がどこかに仕事に行っている、くらいにしか思ってなかったと思います。

十数年のときを経て、僕は最初の催事の現場に立っています。
まさかこんなことになろうとは(笑)。
高校生の自分が今の僕の事を知ったらなんと言うでしょう。
おそらく
「アホちゃうか」
などと冷めたことを言うのではないかと思います。
これが最良の選択ではないかもしれませんが
それでも僕はこの仕事が天職だと思っています。
友人に言わせれば普通の会社勤めよりずっと似合ってるのだとか。
楽しく仕事をしていますし、遣り甲斐も本当にありますからね。
特殊な職種ですので、「職人」というものに
揚々たる前途が保証されてるとは言い切れないのですが
(むしろ斜陽気味とすら言えます)
だからこそ頑張れるとも言えるわけですね。
自分ひとりでは難しいかもしれませんが
家族や職人仲間の皆様と日本の伝統を守っていきたいと思います。


というわけで、ブログを更新している間に
不肖の四代目、藤岡潤全は三十路を迎えました。
孔子は「三十にして立つ」、
つまり「三十歳で(学問に対する自分なりの基礎を)確立した」
と言ったそうですが、
僕は・・・まぁ、言わずもがな、ということで(苦笑)。

満足することなく三十代も精進いたしますm(_ _)m







2007/11/01 2:36:17|催し
明日より上本町近鉄「職人の技展」!!
上本町近鉄の搬入から帰ってきました。

百貨店催事の搬入は、前の催しの撤去作業が長引いたり、
売場の什器が届いていなかったりと
予定の時間よりも遅れることが多いのですが
今回は珍しく早く始められました。
おかげでいつもよりも早く終わってよかったなァと
車を走らせて帰ってきたら、
天理を過ぎたあたりで工事渋滞で帰宅はいつもと変わらない時間・・・
うまくいかないものですネ。

上本町近鉄では毎回母が高台の実演をしますが
今回は高麗組50玉「星合(ほしあい)」を組みます。
発売中の「きものサロン秋号」に掲載されているものの色違いですね。
ぜひぜひご覧くださいませ。
なお僕は明後日から売場に立ちます。


それにしても今日は長崎へ送る商品の準備や
出来上がった別注品の発送などでてんてこまいでした。
因みにこの別注品は翡翠の帯留を中に入れて組むという、少々変則的なもの。
「無双(むそう)」と呼ばれる石やトンボ玉などを入れたもので
羽織紐(例えば力士の)に用いられますが
帯〆ではどちらかというと珍しいです。
翡翠の魅力もさることながら、かなり素敵でしたよ。
こちらでお見せできないのが残念です。







2007/10/31 0:26:56|潤全話
別の意味で気絶寸前

はうあ?!

誤ってけっこう時間をかけて打った本日のブログを消してしまいました・・・

ショックです。
力作やったのに・・・

というわけで急遽メモリースティック内に残っていた変な写真館。

(写真1)
台北で発見したファーストフード店のマスコット。
力こぶも逞しいナイスガイですが何だかヘン。
頬を赤らめているあたりがなんだか朴訥とした雰囲気です。
台湾のゆるキャラとして認定します。

(写真2)
台湾の空港で発見した蜂蜜製品の立て看板。
隣りのおじさんは服を着ているのではなく、
体中に蜜蜂をたからせています!!
おそらくは社長さんなのでしょうが
いくらなんでもやりすぎ!!
まさに台湾製キャンディマンですね。
鏡の前で3回名前を呼ぶと彼は現れる・・・
あ、マイナーすぎるネタでした。

(写真3)
能登有料道路を走っていて発見した驚異の建築物。
なんじゃこりゃ??
同乗者によればレストランだそうですが・・・
それにしても龍のインパクトが強すぎて
乗ってる建物がなんだかつまらなく感じます。
ぜひとも近くで見てみたいですね。

(写真4)
なんともブサイクなオバQを発見。
でもなんだかいい感じですねえ。
これは大阪の谷町九丁目にあるパン屋さんの前に置かれてます。
上本町近鉄に行った時にまた写真撮ってきます。

というわけで蔵だし写真集でした。
思ったより変な写真が少なくてちょっとがっかり・・・
いざというときのために(?)変な写真を撮りためておきましょう。
因みに消えてしまったブログの内容は
日本語の誤用と金田一秀穂と阿川佐和子の対談と
映画「アメリ」をクロスオーバーさせるというものだったのです。
そのうち書きますので期待せずにお待ちください!