藤岡組紐店のブログ

四代目藤岡潤全の、店番と出張と帯〆製作と、 え〜と、あとなんだっけの毎日です。
 
2007/11/11 0:01:27|潤全話
♪ポテトチップス これに限るね
 遠い北の国からはるばる
 飛行機に乗って運ばれてきた
 チョコレートの香りがするよ

 (作曲:やまのなおこ 作詞:藤岡潤全)

吉祥寺のお客さま、Nさんから教えていただいたブツが
この生チョコでおなじみロイズのポテトチップチョコレート。

Nさん、これがすごく美味しいと仰いました。
???
塩味のポテチにチョコレートコーティングしてどうして美味しいものが生まれるの?
チョコ柿の種は美味しくなかったし。
という風に思っていたわけです。

しかしながら食べもせずに評価を下すのも僕の主義に反するので
9月に札幌に行ったときに早速新千歳空港の売店にてゲット。
搬入を済ませ、ホテルの部屋に戻るやいなや箱を開け、
口に放り込むと・・・

ほっぺが落ちそ〜!!(好好味呀〜!!)

何とさわやかな味なんだ。
チョコレートとポテトチップスの幸福な結婚。
どんな高級料理より清楚で上品でいとおしい。
初恋よりも深い詩情がある。
そう、頭を上げて明月を望み、頭を下げて故郷を思う…
何というポエジー。

そんな感じなのです。
いや、食べたことのある方はお分かりだと思いますが
本当に絶妙の組み合わせなのですよ。
口内に広がるチョコの甘みの中から
微かに、しかし確りと浮かび上がる塩味。
相反するように思われる二つの味は決して分離してしまうことなく、
しっかと抱き合い溶け合っているのです!
ある意味僕が目指す地平と言えなくもないです(大袈裟ですね^^;)。
先月の川西阪急では北海道物産の催しで売られていたので
ぜひ両親にも食べさせねば!と買って帰りました。
ひょっとして僕やNさんくらいしか美味しいと思ってないのかな、とも思いましたが
両親もかなり気に入った様子。
また、はす向かいのおばあちゃんも美味しいと言ってました。

みなさま、北海道に行かれた際に、
また百貨店の北海道物産展でぜひぜひご賞味くださいませ。


今回のブログには非常にマニアックな映画ネタがありますが
お分かりの方はいらっしゃいますか?(妹以外で)

明日は「組紐」の話題です!







2007/11/10 2:29:30|潤全話
モンスターが生まれる11月
とある知人が言ってたのですが
人は「生まれた季節が好き」だとか。
その知人は10月の生まれで秋が好きだそう。

では僕はどうかと言うと、11月があまり好きではありません。
否、好きでないというか、なんだか気持ちが落ち込んでしまうのです。
気温の変化で肌寒いから?
誕生日でひとつ歳を取るから?
クリスマス前の憂鬱?
まあ、最初の二つは兎も角、最後のはありませんが
いったい何故なのでしょう。
原因は分かりません。

でも今年は違うような気がします。
今年も11月に入ってすぐに少し頭を抱えてしまうようなことがあったのですが
すぐに、それも「雨降って地固まる」というような形で決着しました。
それ以外は別になく、例によって、特別根拠のない「気がする」話なのですが
まあ、なんとなくなのです!
忙しいのもあるのかもしれません。
秋だというのに物思いに耽る暇もさほどないのです。
暇なときなんてロクなこと考えてませんからね。
自らの羽音に興奮する蜜蜂のように
内省する間もないくらいに自分を忙殺してる方がいいということでしょう。
いやはや仕事が忙しいというのはありがたいことです。

最後になりますがお祝いメッセージを頂きました、
こぎくさん、広島のNさん、ゆきのさん、九龍さん、
cotyさん、ゆきんぼ、らっそく屋さん、版画の関さん、E嬢、
本当にありがとうございました。
あと仕事のパートナーであり、よき理解者でもある、
父、母そして妹にも改めて、ありがとう。







2007/11/09 2:14:40|その他
スウィート・フレンズ・オブ・マイン
昨晩は搬出を終え、帰宅後用事をしていたら午前3時前。
ブログ更新する気力もなくなってしまいました。
長年続く催事だけあってたくさんのお得意さまにご来店いただきました。
次回の開催は(たぶん)4月。
半年に一度の逢瀬ではございますが、
またお会い出来ましたら幸いでございます。
買い物のついでにでもお立ち寄りくださいませ。
改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。


縁あってリンクしていただくことになりました。
しかもほぼ同時に3人の職人さんのホームページで。
ひとりは新潟は佐渡ヶ島で無名異焼(むみょういやき)という焼き物をされている、玉堂窯元さん。
ひとりは新潟の燕市で鎚起銅器(ついきどうき)をされている富貴堂さん。
最後はおなじみ鹿児島のらっそく屋さん。
どの方も人間としても職人としても尊敬できる方々ばかりです。
(「フレンズ」なんて言うのはおこがましいのですが
 このタイトルも何らかのもじりでありますのでご了承を!)
ぜひぜひ皆さんのホームページをご覧くださいませ。
とりあえずは左下の方にある「リンク」からそれぞれのホームページに行けます。
当店のホームページにも近日中に「リンク」のページを設けることにしますね。

玉堂窯元さんも富貴堂さんも百貨店催事でご一緒させていただいたのが縁でした。
現在も百貨店催事には出ていらっしゃいますので
ぜひぜひお近くの百貨店に来られる日をチェックして実物をご覧くださいませ。
なおらっそく屋さんは地元鹿児島で活動されておりまして
百貨店には出展されていません。
らっそく屋さんの商品は鹿児島以外では
(現時点は)藤岡組紐店だけでの限定販売!!
当ギャラリーに来られた際にはぜひぜひこの絵ろうそくもご覧くださいませ。

それにしても富貴堂さんのホームページはカッコイイなぁ。
僕もこんなんがしたかったのです。
残念なことに自分でやるには技術、知識、時間、
その全てが不足しております・・・







2007/11/07 0:12:45|催し
上本町は変わります
長崎へと旅立った母に代わって上本町近鉄六日目です。

上本町近鉄は島屋の「伝統展」を除けば
日本でも最古の職人展だそうです。
その後に全国の百貨店でたくさん催されているのはご存知の通り。
そのせいで目新しさもなくなったのか、
はたまた上本町界隈に主立った商業施設などがないせいか
往年の勢いは失われつつあるようです。
それでも藤岡組紐店にとって初めての百貨店催事であるわけですから
やはり特別な催事であることに変わりはありません。

長年出続けているとやはりお得意さまがたくさん出来てきます。
上本町近鉄も例外ではありません。
しかし他の百貨店と比べて少し違うと思うのはそのフレンドリーさ!!
この催事は母の催事だと思っているので
僕はただただ傍観者を決め込むばかりですが
まるで友達との話を楽しむかのように楽しげに売場に来られます。
例に漏れず、今日も母に当店の帯〆を見せようと
張り切って来られた方がいらっしゃいました。
しかも手描きののし袋のお土産まで!!
母が移動した旨をお伝えしたところ残念そう・・・
クサいことを言うようで恥ずかしいのですが
このようなお客さまがいらっしゃるということは
藤岡組紐店の財産だと思います。
夕方にも「たまたま立ち寄った」という方に
帯〆をお買い上げいただきました。
お客様には口を揃えて

「締め心地が良かった」

とおっしゃっていただけるのが、本当に嬉しいですね。

ただ新しいお客さまとの出会いが少なくなっているのが淋しいところ・・・
とここ数年思っていたのですが、嬉しいニュースが?!
なんと難波の新歌舞伎座が閉館した近鉄劇場のあとに来るとか!!
ここ上本町の周りには本当に何もないので
この新歌舞伎座移転はまさに一縷の光と言えるかもしれません。
2010年の夏に完成予定だそうですからあと3年。
必ずしも功を奏するとは限りませんが
ないよりはあるほうがマシ、だと思います。
というわけで上本町近鉄に出展されている皆さん、
もうちょっとの辛抱です!!
そして新歌舞伎座に来られる3年後の皆さん、
上本町近鉄で買い物しましょう!!







2007/11/06 1:23:54|潤全話
伊賀と大阪は近いのです
毎日三重県伊賀市から大阪府大阪市天王寺区まで通っております。

県外の方からすれば

「三重から大阪?!」

と驚かれる方も多いかもしれませんが
片道2時間弱で一度乗り換えれば終点まで寝ててもいいのですから
それほどしんどいこともないのです。

でも!
それでも、ずっと座ってるだけでも何故だか疲れるものです。
それくらいで疲れるなんて言ってると
長距離通勤をされる方から逆水平チョップやスタナーをお見舞いされかねない気もしますが
慣れてないとなかなか辛いものなのです。
大学浪人時代も同じ距離を毎日通学しておりましたが
やはり疲れるようで終点の上本町駅で車掌さんに起こされたり、
帰りには目が覚めると乗り換え駅でドアが閉まるところだったり、
そんなこともよくありましたなぁ。

母が長崎に行くので
明日は10時の開店前に入らなければなりません。
そろそろ寝ます。
明日は上本町からお伝えします。