ホームページにもあるとおり、 藤岡組紐店では高台の帯〆、 特に高麗組の帯〆をメインとしています。
帯〆にはいろいろ面白い組み方のものがありますが 「面白さ」のみではなく「締め心地」など 他の要素を考えた結果、高麗組が一番という答えが導き出され 当店の看板商品となっています。
僕が今組んでいるのは高麗組の無地。 「無地も満足に組めないうちから柄物なんて到底無理」 と、母に言われ、 最初に柄出しの仕組みを勉強するために 柄物を(半年もかかって!)組んで以来、柄物は組んでいません。
吉祥寺で実演していた笹波組は 一度に玉(重り)を3つ左右に動かすものなので けっこう早く進みましたが 高麗組はひとつずつなのでなかなか進みません。 最近は間違うことも少なくはなりましたが たまに目飛び(押さえるところが少なかったり多かったりすると出来ます) を発見し、戻すこともしばしば。 もちろん正確さとスピードを兼ね備えるのが職人なのでしょうが とりあえずは正確さを重視しようと思っています。 速さは重要ですが質を落とすのだけは避けたいのです。
これから僕が組む帯〆も増えていきます。 もしお気づきの点がございましたら ぜひとも忌憚なき意見をお聞かせください。 お客さまの声が聞こえるというのは (それが正の声であっても負の声であっても) 凄くためになります。 未熟なひよっこ職人ですが 成長にお手を貸していただければ幸いでございます。 |