ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2024/04/07 7:31:32|その他
伊賀線で交通系ICカード初体験
3月9日に始まった、伊賀線におけるICOCAなどの交通系ICカード運用開始から、早やひと月経とうとしていますが、この間なかなか乗車機会がなく、先日、ようやくICカード利用を体験してきました。
4月某日、JRに乗り継いでの往路、私は専ら、ポストペイ(口座後払い)メインのPitapaカードユーザーのため、自分のカードのチャージ残高が分からず、入場の際いきなりチャージ不足が発覚、やむなく切符購入での乗車でしたが、復路は、伊賀上野駅伊賀線ホームにチャージ可能な券売機が新設されたため、無事にチャージすることが出来、伊賀線でのICカード初体験となりました。
伊賀線には、私の当初予想であった車載型改札ではなく、各駅に設置された簡易改札機による方式となっています。近鉄大阪線は自動改札機と一体の改札機、JR関西本線は車載型と、乗り継ぎ先の鉄道毎にそれぞれ異なる方式のため、乗り継ぎ利用では少し慣れも必要かなと思います。
一見すると、ICカード利用のお客様は既に相当数居られましたが、皆さんスムーズに使われており、少し安心しました。
近鉄から経営分離後、伊賀線から他線への連絡切符の販売が無くなり、一枚のチケットで移動が出来なかったことを思えば、随分利便性が向上したと感じます。何より、地方鉄道でありながら、都市近郊の鉄道と同じようにキャッシュレス利用できるというのはイメージ的にもプラスになると思います。
個人的には、PiTaPaのポストペイも使えるようになれば嬉しいのですが、これまでよりさらに利用しやすくなった伊賀線を大いにアピールしていきたいものです。







2024/02/29 22:15:02|関西本線のこと
DD51型ディーゼル機関車単機回送施行
本日朝、関西本線〜草津線を経由し亀山の車両所から所属基地である大阪宮原の車両所に向けて、DD51型ディーゼル機関車が単独で回送される単機回送が施行されました。添付画像の撮影場所は関〜加太間にある坊谷トンネル西側です。
これは、先週末、「お茶の京都ラッピング」が施されたディーゼル気動車キハ120型が期間限定で京都鉄道博物館で展示されたことに伴い、昨日、同車が展示を終え博物館から返却される際、その牽引の役(返却回送)を担い、亀山で一泊し朝から戻っていく様子を記録したものです。
当ブログでも幾度かご紹介しているところですが、年に数回、DD51が車両工場に検査入場する、関西本線用キハ120型の牽引に当たることがあり、機関車+気動車、機関車単独のいずれかの珍編成を見ることができます。DD51は旧国鉄が大量増備した標準的な機関車で、かつて全国どこでも見ることができ、関西本線でも蒸気機関車無きあと、旅客をはじめ貨物や荷物列車、近年も多種多様な団体臨時列車の牽引機として頻繁に運転されました。しかし、次第にその数を減らし、今や大変貴重な存在となっています。DD51が関西本線に入線する機会は、このような時か深夜に工事用のレールを運搬するいわゆる工臨といわれる列車ぐらいになりました。私はこの機関車も大のお気に入りで、事前に情報を得られれば可能な限り撮影に行くようにしています。今回は、明確な情報は無かったのですが、昨日に亀山に返却回送があったことを知り(=ならば翌日に機関車が戻る単機回送がある)、これまでの経験で知り得た回送ダイヤのうち、SNSでの書き込みで早めのスジ(ダイヤ)ではないかとの推測情報で、確信がないまま赴いた次第です。
沿線に撮影者の姿は無く、一瞬不安がよぎりましたが、現場では遠方からの先客が1人おられ、その方によると既に亀山駅で出発準備をしているとのこと、列車通過まであれこれお話をしながら楽しい時間を過ごすことが出来ました。
 







2024/02/24 16:54:58|その他
ロイヤルエンジン
天皇誕生日が間近だったから、ということではないのですが、先日、埼玉市大宮にある鉄道博物館に収蔵された、ロイヤルエンジンこと、お召し列車牽引専用機関車 EF58-61電気機関車を見学してきました。
これは、主に昭和天皇が国内を行幸される際のご乗用列車を牽引するために製作された特別な機関車で、通常のEF58型に専用の装飾や装備が施されているものです。
お召し列車牽引以外でも、臨時列車牽引などで平成の御代にも使用された実績がありますが、近年は出番がなく、数年前に廃車された後は機関区で大事に保管され、昨年、晴れて博物館入りしたものです。
私はこれまでこの機関車を写真や動画でしか見たことはなかったのですが、専用機ゆえの稀少性、「ため色」といわれる艶やかな褐色と金銀の装飾で縁取られた車体、磨き出された足回りなど流麗な姿に惹き付けられるものがあり、いつか実車を目に焼き付けたいと思っていました。
今回、現役を退いたとは言え、博物館でその姿をじっくり見ることが出来て、ようやくその夢を叶えることができました。
博物館には明治時代からのお召し列車用客車も展示されており、今後はぜひこの機関車が牽引した新1号お召し客車も展示して欲しいと願っています。
ところで、わが関西本線も伊勢神宮や奈良、京都へ通じるメインルートであったことから、過去にお召し列車が幾度も運転されたと聞きます。残念ながら電化区間ではなかったので、EF58-61が牽引することはありませんでしたが、装飾されたC57型蒸気機関車などがその任に当たったようです。今は、近鉄線を利用になられることが常のようですが、再び関西本線が整備され、その栄誉に浴することができると良いですね。







2024/02/02 18:30:05|その他
キングオブホビー
欧州では、鉄道模型趣味のことをこのように呼ぶそうです。いささか奢りがあるのでは?とも思うのですが、手を出すと底なし沼に嵌まる程度から言えばキングなのかも知れません。
かく言う筆者もその一人。長らくの中断期間があったものの、何十年と沼に嵌まったままです。線路幅9ミリのNスケールから入門し、近年は老眼の進行を言い訳に線路幅16.5ミリのHOスケールに昇格し、か細いスネを侵食させています。
スケールが大きくなったことによる悩みは、その置場と遊び場所です。Nスケールなら1畳分のスペースで十分楽しめるのですが、HOスケールでは小さくても4畳半程度の部屋が必要です。我が家の住宅事情では、せいぜい小さなエンドレスを敷くくらいしか出来ません。これでは、車輌も運動不足に陥ります。
そこで、私は時折、車輌を持ち込み、大きな情景付きレイアウトをレンタルできるお店を訪ね、車輌の運動不足解消と自分自身の気分転換を図っています。
家では出来ない長編成の列車を伸び伸び走らせるのは気分爽快、サウンド付きも遠慮無く楽しめるのです。
ただ、このようなお店は都市部にしかありません。大きく重い荷物を持ってクルマで乗り付けるか、リュックを背負って何時間もかけて電車を乗り継いで行くほかありません。しかし、その労苦を厭わないほど代えられない楽しみがそこにあります。
さて、次はいつ行こうかな?







2024/01/31 18:19:02|遠征記
阪堺電車の古豪に乗る
 令和4年の正月は想像できない出来事に見舞われ、心穏やかに過ごすことは出来ませんでしたね。しかし気が付けばもう7日を過ぎ、災害に難儀する方々への思いは抱きつつも、無事であった者は日常を生きることに勤しまないといけません。そのような訳で、ようやく仕事も趣味も御用始めとなりました。
 趣味活動の初は、大阪の下町を走るチンチン電車(阪堺電車)に、現役では国内最古の車両が1月末まで毎日運行されるということを聞きつけ、喜び勇んで乗り鉄を楽しんできました。
 この車両、モ161形といい、昭和3年に神戸の川崎造船で製作されたものです。同僚は15両ありましたが、大半が廃車され、今稼働できるのは4両のみ。しかし、定期的な運行はなく、車両不足の際の臨時運行や貸し切り運行などに限られ、しかも冷房がないため、夏季の運行はありません。つまり、一般に乗車できる機会は極めて少ないのです。以前から、機会があれば乗ってみたいと思っていたところ、今回、阪堺電車の粋な計らいで、約1か月、ダイヤを公表しての臨時運行となったことから、それを狙って乗ることも撮ることも可能になったのです。本当に感謝しかありません。
 1日の運行は午前と午後に天王寺や恵美須町、浜寺公園前を1往復程度する運用となっていますが、車両は4両のうちのどれが来るかは分かりません。それぞれに塗色が違い、私のお気に入りは深緑の161形なのですが、運よくそのクルマに乗ることが出来て、とても幸運でした。
 車内は、木枠の窓や板張りの床、凝った意匠の金具など昔懐かしい雰囲気が漂っています。芳しいニスの匂いや、釣りかけ式という独特のモーター音も楽しく、往復2時間弱の至福の旅を味わうことができました。
 この古い車両を、今も現役で運用するには、保守管理の並々ならぬ努力があってこそだと推察します。運転技術の面でも最新のものとは違い、腕が試されるのではないでしょうか。それだけの努力とコストをかけても残そうという、まさに阪堺電車の意気込みと誇りを感じます。どうか末永く維持していただきたいと願います。
 鉄でない方もノスタルジックな気分に浸れること請け合いです。興味のある方は、阪堺電車のホームページを参照の上、お出かけになられてはどうでしょうか?









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