ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2026/04/05 9:02:56|その他
F-1アクセス狂騒曲 伊勢鉄道の奮闘

 普段は伊賀市からもほど近い、鈴鹿サーキットで開催されているFormula-1国際自動車レース。今年は、本選などの3日間で前年を上回る315000人の観客動員となったようだ。
 私もこの世界最高峰の自動車レースの魅力に取り憑かれている一人で、セナ、プロスト、中嶋悟らが活躍した80年代から、少し空白期間を経て、ここのところ毎年出かけている。
 さて、レースの話題は色々あるのだが、それはさておき、冒頭のとおり、普段は近いはずのサーキットがこの時ばかりは、アクセスに苦慮する。伊賀からなら、普段はクルマで行くのが常道。所要時間は60分もかからない。しかし、この時ばかりは大渋滞に自ら飛び込むようなものでクルマで行くのは無謀というもの。そのため、私は早くから伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生駅を使ってきた。各地から鉄道を使ってサーキットへアクセスするには、近鉄白子駅がメジャーだが、なにぶん距離があるため、そこからは通常、バス利用となるが、それに乗るのも大変である。稲生駅だと最も近いゲートまで徒歩15分の距離と比較的近い。当初はあまりこの駅を使う人は多くなかったが、伊勢鉄道や乗り入れを行うJR東海の努力もあって臨時列車の本数も充実し、主要アクセスの一つとなった。しかし、ここ最近は、海外からの利用客も相当増え、これまでの様相から混雑に拍車がかかっている。名古屋方面との往復にはHC85系やキハ75系を動員した臨時直通特急や快速などをレース時間に合わせて運行しているものの、やはり線路容量や動員できる車両数には限界があるため頻回とはいかない。このため、特に本選レース終了後の駅前の道路上に何重にも折り重なる人の列が出来、乗車まで何時間も待たされることが当たり前になってしまった。このため、混雑を避けようとレース終了後、先を争って駅に向かう帰宅レースなるものが始まるのが常となり、このことを帰宅グランプリなどと揶揄する者もいるほどだ。反対に津方面は、さすがにそれほどではなく、混雑も穏やかであったが、名古屋方面へも一旦、津まで出て近鉄に乗り換える人が多いためか、最近は少し様相が変わってきている。
 沢山の利用があって伊勢鉄道にとってはドル箱の3日間だと思うが、事故なく安全に運行するには毎年、頭を痛めていると推察する。普段の職員数と車両数では到底対応できないため、JR東海の職員も多数応援に来られているのと、この期間だけと思われる若いスタッフも多数いて、警備や整列乗車にあたっている。海外のお客様もかなりいるため、外国語の案内をするスタッフも増えているようだ。毎年々改善を重ねている成果があって、異常な混雑でも混乱しているのを見たことはなく、国内外のお客様問わずみな冷静に待っている光景は素晴らしいとさえ感じる。
 最近はあまりの混雑から、自ら稲生駅以外の別の手段をご検討下さいとPRするようになってしまったが、希望を言えば、もう少し編成両数を増やすなり輸送力を上げて欲しいのと、せめてICカードを利用可能にして欲しいところである。しかし、今後も継続して鈴鹿でF-1グランプリが開催されるかどうか保証がない中、鉄道事業者としての大きな投資は望み薄だろう。せめて、開催が決まっている2029年までは可能な限りの資源を使ってご安全に輸送にあたってほしいのと、利用する私たちも節度を持って観戦に臨みたいと思う。







2026/02/09 0:43:09|その他
大井川鐵道の挑戦

 少し前に大井川鐵道を訪問した。数年前に水害で一部区間が不通になる直前、金谷-千頭間往復でSL急行の予約を入れていたがキャンセルとなり、それ以来、足が遠のいていたのだ。
 再訪のきっかけは、JR西日本をお払い箱となった青い12系客車が譲渡され、運用を始めたことからだった。それも元西武の電気機関車になんと国鉄型EF65もどきの塗装を施し、往年のブルートレインよろしく、SLとのプッシュプル(前牽き後押し)で急行列車として運行されるとあれば、国鉄好きの心が揺さぶられないわけがないというもので、さすがローカル鉄道の救世主 鳥塚社長の仕業だと感心しきりなのであった。
 しかし、感心してばかりもいられない。懸念も少々ある。それは、複数台運行していたSLが次々に運用を外れ、今やドル箱のトーマスに化けたC11型と黒いままのC10型のみ。他のC11型やC56型は行方知れず、確かもう1台C56型の復活をめざしていたはずなのに、その様子も分からない。茶色の旧型客車のほとんどはトーマス牽引のアニーとクララベル塗装になり、北海道からきた14系客車や元SLやまぐち号用の12系客車の処遇はどうなるのか?おまけに国内唯一のC10型までトーマスの親友パーシーに化けるというから、大いに気になる。
 大井川鐵道の目下の課題は、川根温泉笹間渡から千頭までの不通区間の早期復旧であるが、静岡県や沿線の島田市などの支援で数年後の全線開通がようやく見えてきたとのこと、しかし、沿線利用は決して多くなく、今やトーマスなどの観光利用で活路を見いだしている現状では、稼ぐ力のある商品(列車)づくりに傾注せざるを得ないのは至極当然であろう。忘れてはならないのは、大井川鐵道は三セクでも上下分離でもない、純粋な民営鉄道であること、数年後の全線復旧まで会社の体力を維持しないといけないのである。
 黒いSLは少しの間、ドル箱の支援に回ってもらい、懐かしい鉄道風景を楽しみたい向きには、往年のブルートレインを用意しますよという計らいなのだろう。なんと、こちらには夜行列車やオハシという名の食堂車も設定されるとのこと、黒いSLを見られないのは残念であるが、ここはひとつ諸事情理解して、新たな大井川鐵道の挑戦を楽しみたいと思う。







2025/12/03 21:52:58|関西本線のこと
観光列車「はなあかり」実証実験に思うこと

 先月来3度にわたって実施された観光列車「はなあかり」による実証実験が本日最終日を迎え無事終了した。ツアー代金が3万円前後する京都から伊賀上野、関への三重の旅が果たしてどの程度需要があるのか、実験とはいえ一般に販売されたツアーであるので、個人的にも寂しい状況だけは避けたい思いがあった。それが蓋を開けてみれば、各日とも定員(1回50人)を上回り、即完売とのことでホッとしたのが正直なところであった。1度や2度なら物珍しさ、鉄道ファンで満席になるだろうと推測したが3度目もとなれば少しは脈があると思わずにはいられない。
 加えて、今回は実証実験の意義も含めたメディア取材が多かったことと、伊賀市長をはじめ沿線自治体の首長も積極的に出向いた歓迎ぶりも2月の名古屋直通実験以上だったように思う。地元のこの取り組みに対する並々ならぬ期待を感じるものであった。
 確かに、課題となっている関西本線非電化区間の利用促進や収支改善が観光列車の運行だけで解決出来るものではないだろう。しかし、沿線人口が減り続ける中、区間内の利用者を対象にした現在の普通列車のみの運行形態では限界がある。本来、都市間利用を使命とした関西本線の役割はそうではなかったはずであるが、時代の変遷とともに活用されることなくその使命は失われてしまった。その結果が今の姿である。今後は、沿線自治体と鉄道事業者が協働し、観光列車であれ、何であれ、都市部など人口集積地から関西本線を利用する人を増やす手段を講じること、沿線地域は地域の魅力を高め、交流人口を増やすこと、これらが両輪となってはじめて鉄道も地域も活性化すると確信する。
※画像上=11/12柘植駅、下=12/3島ケ原〜月ケ瀬口







2025/10/22 10:12:00|その他
関西本線に特大貨物来るその2
 先日来、柘植駅の引込線に留め置かれていた特大貨物。長期留置は車両トラブルが原因との情報があるが、真偽は不明。一体いつ動き出すのやらと思っていたら、無事に動いたとの報に接した。こうなれば、動くところも是非見てみたいと思うのが悲しき鉄の性。事前に知りたかったなと悔やんだが、荷物を下ろせば戻ってくるはず。空荷でも特徴ある貨車のジョイント音が聞けるはずと早朝から伊賀上野駅で待った。
 前夜は柘植駅などは多くの撮り鉄さんで賑わったらしいが、誰もおらず、外したかと諦めかけたが、暫くするとそれらしき若者がやって来た。待つこと30分、上り始発前にその姿は現れた。この駅でDD51が牽く貨物列車を見るのはいつ以来だろうか。そもそも伊賀上野駅でDD51を見るのも相当久しぶりな気がする。まだ、夜明け前のため動画のみと考えていたが、一寸停車したため、写真も撮れた。空荷で身軽になったためか、機関車の前牽き後押しで加速よく発車して行った。
 普段は話題が少なく寂しい関西本線(山線)であるが、今年は、このような思わぬ珍客の登場があるなど久しぶりに注目が集まるのは嬉しい限りである。







2025/10/18 12:22:00|その他
関西本線に特大貨物来る
 知人から、夜の伊賀上野駅が撮り鉄の人達で凄いことになっていましたよと聞き、何事?と聞くと笠置駅近くの発電所に変圧器を運ぶ貨物列車がやって来るらしいとのこと。
 それは一大事、もともと情報に疎いため、早速色々検索すると、どうやら、笠置にある関西電力布目川発電所に運ぶ特大貨物とのこと、夜間作業のためか、一旦、柘植駅に留置するらしいとのことであった。しかし、何やら車両トラブルがあったとかで、2日経っても柘植電留線に留め置かれ、ホームや隣接の道路から撮影会状態となっている。私もひと目見ようと朝から出かけた次第。
 編成はDD51ディーゼル機関車に貨車シキ80Dを挟んだプッシュプル、シキに変圧器が載っている。機関車はJR西日本のものだが、貨車は郡山駅常備とある。稀にレールを運ぶ工臨と呼ばれる列車がこのような形となるが、荷主がいる貨物列車が来るのはいつ以来だろうか。ファンからすれば珍しさもひときわだろう。
 発電所は山と木津川に沿った狭いところにある。関西本線でなければ近づくことはできない場所だからであろうが、関西本線あればこそ出来る芸当とも言える。珍しいことで済まさず、再び物流の役割を担うことも考えてみてはどうかと本気で思う。







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