マンガばかり ではなく、
たまには本も読んでいます・・
(といっても 正月あけに読んだ本ですが)この本、カバーにあるとおり、「異脳」対談ということが
面白味です。
(養老孟司さんも いっちょ かんでます)茂木健一郎さんは、
脳科学者で今、すごい数の本を出しています。
甲野善紀さんは、
古武術のもつ精妙な体の使い方の可能性を研究しておられます。
この本だけ読んでも、真髄? は伝わらないかも知れませんが、
一つの道を探求しておられる方々には、
目からウロコ ということもあるかもしれません。
お二方とも、
現代の研究者、技術者、教育者、スポーツ選手などの取り組み方が
視野が狭く、あまりに常識に捉われたものの見方を信じ込んでいる傾向に
危惧を感じておられます。
茂木さんは、芸術家あるいは芸術作品のもつ 脳の力を出し切ったモノの
インパクトに気づこう と
部分的で単純な仕事に満足するのではなく、感性をフルに活かす生き方を と
また感性や自分の興味(楽しいこと)から突っ込んでいかないと
高いレベルに到達できない ことを洞察しておられます。
甲野さんは、体の動きは本来非常に複雑で、
同時並行分散的な情報処理を含むものなのに、現代人は、
あたかも脳のCPUが直列処理するような誤ったイメージを持っている と
その誤解に基づいた 筋力トレーニングなどがまかり通っていて
実地の鍛錬、とくに型稽古によって 体にしみついた惰性的な動きを廃し、
常に身体能力開発を心がけた古人の努力を理解できず、
身体のもつ高い能力を発揮できていない ことを指摘しています。
そういうお二人の この本の論旨の一つは、
現代の研究者は、
複雑な問題の研究を進めるのに、
(必要なことではあっても) シンプルなモデルに置き換えて、
そのことが科学の常道で正当な道と思い込みすぎ、
それだけでは何も理解も解決もできないにも関わらず、
これが科学的なアプローチであり、結論です・・・みたいな顔をする
それは誤りであって、実は極めて低い研究レベルであって、
少なくとも人や社会をリードするべき立場にはそぐわないものだ
こんなことをいっていると思います。
皆さん、いかがでしょう ?
ワタシは、石川遼くんが 筋力トレーニングを重視している
と伝えられることが心配です。
甲野さんのいう 誤ったスポーツ指導の落とし穴
(筋トレは体の統合的な動きをスポイルし、大脳の機能を過大評価する)
に ハマってなければよいのですが・・
タイガーウッズが筋トレやっているとは 聞いたことがありませんし・・
P.S. お二方の本は、何冊も読んでますが、かなりの数なので
買わずに、本屋で立ち読み(ほとんど全部)したものも多く、
こういう文を書こうとすると、ナンギですね。
茂木さんの場合は、ブログでも見てるので・・
正確でない部分はヒラにご容赦を・・