右の画像は、87年に撮った、夏の銀河(いて座あたり)の写真です
当時は、田舎に帰れば美しい星野写真が撮れる環境が あるので、きれいに撮りたい というキモチがありました。
安いV社の赤道儀(星の動きに回転軸をあわせた架台です)で 星の動きに合わせてカメラをガイドし、 長時間露光で撮影します →「バルブ」で5分とか20分とか・・
カメラは安いペンタックスSPU (もちろん フィルムを使うヤツです) レンズは安い55mm F1.8とかをほぼ開放で使っていました。
フィルムは リバーサルフィルム フジクローム とか コニカのSR-400(↑)とかいろんなの使って・・ で 2倍増感現像というのをしてあります。 写真屋さんに現像を頼むとき 2倍増感でお願い・・といえば 現像時間を倍にしてくれるわけです。
増感処理というのは、暗い対象を写すとき、 露出がアンダーになるので、現像時間を長くすることにより フィルム面の感光した粒子を少しでも多く化学変化させて、 はっきり写し出そうということです。
増感処理をすると、フィルムの粒子(同じように感光した部分の大きさ) デジタル画像でいうところの解像度がいくらか低下する代わりに コントラストが高くなります。 少々粒子が荒れても、コントラストが高くて(明るくて) 発色のよい写真は 説得力がある・・・のです
銀河や星雲など 撮影対象と撮影時間に合わせて 最も 発色よく、コントラストが得られ、粒子の粗さもがまんできる条件 を狙うわけです。 しかし、相手は自然なので、夜空の暗さが決まっているわけではないので、 試行錯誤 →→ すなわち、条件を変えて枚数を多く撮る ことになります。 AEB(Auto Exposure Bracketing)に相当することを 自分でやるわけです。 時間をかけて・・・
愉しい・・・かって? 天体写真は、都会の人なら、まず撮影場所と拠点探し、 30年前に すでに暗い空でクルマも走ってこないところは・・・ 探さねば なかったのです。 そして天候に合わせたお出かけが大変になりますが、
ワタシの場合、今日はどーしようかな、撮るか なんて気楽にやれたのです
そんなわけで、まま、30歳くらいまで ときどき撮影していました。 夏はともかく冬でもやってたので さぞ変人に見られていたことでしょう・・・
ワタシはダメでしたが 天体写真の愛好家の技術レベルは本当に高いです 専門誌に きれいな写真が載ると、やっぱり撮りたくなるんです・・
大判カメラの解像度と発色はまだ、フィルムの方が上だと思いますが・・ 赤色光(Hα)に対する感度は、専用デジカメまたは改造が必要ですが・・・
それでもすでに 現在の天体写真撮影はデジタルが主流になってると思います
なってったって !! フィルムを無駄遣いしなくてすむもん
なんてったって すぐ結果を見られるもん
なんてったって 画像処理できるもん
なってったって すぐ撮り直しできるもん
フィルム感度やコントラストが変更できるもん (フィルムだと 1本分同じ条件が前提です。) フィルム買い込まなくてもよいもん・・・ (何種類も買うと、わりかし高くつくんです・・)
増感失敗がないもん
PCで 簡単に拡大して楽しめるもん
データがくっついてるもん (※)
です
よいことばっかりでなくても
デジタルカメラ バンザーイ! です
でも ちょっと パフォレーションの中のコマ 懐かしい・・・
なぜか アレ (フィルムの両側のアナのある黒い部分 デス) って そそるんですよねー
※ 天体写真は 撮影時刻と条件が残っていないと価値がない という強迫観念から・・・ 撮った写真は 全部データ表に記録してたんですよ・・・
ほとんどが使えねー写真(!)なのに・・・
上の画像、もともと荒れた写真をスキャンしてるので、 いい見本になってないデスネ
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