なべ重 つれづれ草

つれづれなるままに、日暮らしコンピュターにむかいて、心に移りゆくよしなし事を、  勝手気ままに、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
 
2014/10/13 1:22:29|芭蕉の句
10月 芭蕉の句
句碑は高倉神社大鳥居南150mにあり鎌倉時代は神社に通じ

る古道で当時旺盛をきわめていました。
土地の人達はこの付

近を番所の辻と呼んでいます。

 昭和42年 明治100年記念事業として建立されました、碑

文の文字は上野市初代市長、杉森干柿(かんし)様です。

 句の前に「旧道の道すがら」と書かれて、芭蕉翁が大津から御

斉峠を超え西高倉あたりで郷里の城下町を眺め、周り一面にひ

ろがる田んぼで取り入れの終わった稲の切り株が、里山に降る

冷たい時雨に濡れみるみると色が黒ずんでゆく寂しい、人生の

無常をしみじみと感じされる「さび」の句です。

 夕方、句碑の前で写真を撮り、眼下に見える伊賀の町並みを

眺めて見ると、西の空に真っ赤な太陽が見え、東の山間から薄

らと満月の月を眺め、2〜3時間後に皆既月食が見える月と思

うと素晴らしい体験でした。

 







2014/10/06 2:23:09|西嶋八兵衛
府中ウオークの人達を案内する
5日(日)府中地区住民自治協議会の元気な歴史の好きな人達

、20人ほど上野市街地にある史跡や神社、お寺を歩いてウオ

ーキングしています。私が正崇寺墓地で治水利水の先覚者、西

嶋八兵衛の足跡について約15分ほど説明する、限られた時間

内に説明出来ないので詳しい説明文を渡しました。

年はとっても歩いて6時間ほど休憩を取りながら歴史を学ぶ元

気なおじいさん、おばあさんに驚きました。







2014/09/25 2:15:42|西嶋八兵衛
5回目の西嶋八兵衛茶会参加
21日秋空の晴天に恵まれ、5回目の西嶋八兵衛茶会に参加。

今回は高松市栗林公園敷地内にある「掬月亭(きくげつ

てい)」で開催され、昨年は商工奨励館でその後の
八兵衛と題

してで講演し懐かしく想いました。


茶室は四方正面の数寄屋造りで、回遊式大名庭園の中心的な

建物で南湖を望む景観は見事で、歴代藩主が大茶会と呼び、

こよなく愛した建物でまるで江戸時代にタイムスリップした気

持で、お茶を楽しみました。

茶室には香川県副知事、西嶋八兵衛顕彰会綾田会長、私と上席

で招かれ、お茶の器には徳川家の葵の紋が描かれすばらしい体

験でした。

すべての行事が終わり、高松でも有名な「かねすえ」和菓子店 

社長に栗林公園を案内していただきました。







2014/09/12 2:08:18|芭蕉の句
上野ケーブルテレビに放送される
9月11日夜、上野ケーブルテレビに放送される。私が5年以

上、前から芭蕉さんの伊賀地方の句碑を訪ねてブログに書き続

け芭蕉翁生誕370年を祝って、百五銀行上野中央支店ロビー

にB4用紙に40枚ほどコピーして年齢別に展示しました。

 9月26日までロビーに展示されますから皆さんもご覧くだ

さい。

 一枚一枚に思い出があり、まず初めに句碑がどこに建立され

ているか調べ、一枚の写真を撮るのに同じ場所に何度も通い

芭蕉の森では、急にヘビが出てきて驚いた事もあります。  

又、その句の意味を何冊も読み調べ短い説明文に構成する

のが大変でしたが、完成すると伊賀地方の文化や歴史背景

が解ってきて、芭蕉さんの求めた不易流行や芭蕉さんの優し

さ、遊び言葉が見えて来ます。







2014/09/05 9:43:50|芭蕉の句
9月 芭蕉の句
今年は天候不順で雨の日が長く続きましたが、秋分の日が間近

になるとコオロギの鳴き声も聞こえ、芭蕉さんの句も晩年に近つ

くと味わい深い句になります。

「笈日記」では、句の前書きの前に「今宵は十三夜の月をかけて

住吉の市に詣けるに、昼のほど・・・・」と書かれています。

昔から住吉神社の市で升を買うと、益々富に恵まれると言われて

芭蕉さんも升を買ったが、昼から雨が降り出し体調を崩し9月

13日夜の栗名月の句会に出席出来なかった、翌日別の句会で

この句を詠む。

この句碑は平成6年12月2日、伊賀地方の7金融機関により

伊賀市役所南正門横の芝生に建立する。