2011年7月24日に地上デジタル放送へ完全移行するにあたって、アナログ放送が終了することで発生する影響を事前に確認するため、
今年度中に一部地域でアナログ放送が先行終了することをGIGAZINEでお伝えしましたが、ついに先行終了する地域が正式に決定しました。
詳細は以下の通り。
総務省|「アナログ放送終了リハーサル」実施地域の決定総務省の発表によると、アナログ放送終了リハーサルの実施地域が石川県珠洲市に決定したそうです。
これは地方公共団体に対して、以下のような条件でアナログ放送終了リハーサルに関する協力意向の調査を行ったところ、最終的に石川県珠洲市に決定したというもの。なお、石川県珠洲市は能登半島の最先端に位置しており、人口1万7892人、世帯数は6578世帯でケーブルテレビ整備率は100%だそうです。
ここが石川県珠洲市。
大きな地図で見る
1.実施する中継局のカバー世帯数が1万世帯程度以下であることが望ましい。
2.デジタル放送の開始時期が2008年以前である地域が望ましい。
3.放送をされているチャンネル数がNHK2つを含めて5つ以上が望ましい。
4.区域外での受信や他中継局の受信が少ないことが望ましい。
5.新たな難視やデジタル混信が少ない地域が望ましい。
6.実施する中継局までの交通アクセスの良いことが望ましい。
7.実施する中継局がある建物内にスーパー表示装置等の設置ができることが望ましい。
また、アナログ放送終了のリハーサルにあたって、実施地域に住む人々が円滑にデジタル化できるように受信環境確認や受信環境整備に取り組むほか、具体的なアナログ放送の終了方法や終了時期について、今後地元の地方公共団体と十分に協議して実施していくとしています。
具体的にリハーサルが開始される日程は告知されていませんが、アナログ放送の終了はいったいどのような影響を与えるのでしょうか。また、受信環境の整備にあたって、各世帯にどのような支援が行われるのかが気になります。