1977(昭和52)年3月下旬
青山町方からの33‰を下り終え伊賀神戸に向かう、10100系ビスタカーAもしくは、(おそらく)C編成。行先サボの2文字と前後のコマから、阪伊甲特急(宇治山田〜鶴橋ノンストップ)の難波行を後追いで捉えた模様。
2026年3月14日(土)に近鉄のダイヤが変更される為、伊賀線全線と大阪線の青山町〜名張の、平日11〜14時のダイヤグラム今昔を作成してみた。
左上) 1977近鉄時刻表から
大阪線の特急は、名張通過は名阪ノンストップ、阪伊甲、京伊。名張停車は名阪乙、阪伊乙が2本。伊賀神戸停車は阪伊乙の1本。宇治急は、美旗通過。青山区急は、榛原以東は三本松のみ通過。伊賀線は、茅町と丸山交換でほぼ30分間隔のダイヤ。上野市毎時04(05)発は、伊賀神戸で阪伊乙の上りと、宇治急の上下に連絡。毎時34分発は、阪伊乙の下り他に連絡。
左下) 近鉄時刻表1986年春・夏号から
大阪線の特急は、12時台にも阪伊甲、京伊が運行され毎時上下とも6本。10と14時台には、名阪乙に併結された阪湯(湯の山)特急。奈良線には阪京特急も健在。この頃が特急王国の最盛期前だろうか。1977時刻表の急行は、朝夕の(区間)快速急行に、急行は、榊原温泉口〜榛原は各停に。青山区急は、この時間帯は榛原以東は各停。伊賀線は1977年とほぼ同じ。
右上) 伊賀鉄道と近畿日本鉄道の公式サイトの現行時刻表から
大阪線の特急は、「ひのとり(名阪甲)」、「アーバンライナー(名阪乙)」、阪伊。が、毎時上下とも3本で、12、13時台は1986年の半分に。11時台は、「しまかぜ(阪伊甲、京伊)」下りが2本あり、下り5本上り3本。上野市〜伊賀神戸が30分間隔でないのは、急行が榊原温泉口〜桜井が各停で、伊賀神戸での阪伊特急との連絡を尊重する為かと。
伊賀線の上野市〜伊賀神戸が毎時2本とはいうものの、伊勢方面、大阪方面へは実質的には、それぞれ毎時1本で、関西本線(やま線区間)の毎時1本と同じ。平日の正午前後に上野市駅から、関西のランドマークの「あべのハルカス」に行く場合、伊賀神戸経由と伊賀上野経由を比較すると。
上野市12:04>12:30伊賀神戸12:32>阪伊特急>13:27鶴橋13:35>13:41天王寺。1時間37分、1,840円+特急料金920円=2,760円。
上野市12:04>12:30伊賀神戸12:44>12:53名張12:59>(桜井まで各停の)急行>14:04鶴橋14:10>14:16天王寺。2時間12分、1,840円。
上野市11:48>11:55伊賀上野11:59>12:34加茂12:43>(王寺まで各停の)大和路快速>13:33天王寺。1時間45分、1,620円。
普通運賃のみで行く場合、料金、所要時間ともに伊賀上野経由が有利。所要時間なら伊賀神戸経由の阪伊特急利用に軍配が上がる。
右下) 伊賀鉄道公式サイトの3月14日からの変更と、SNS上の近鉄各駅に掲出された3月14日からの変更時刻表から
大阪線のこの時間帯の現行の急行は、近鉄八尾、河内山本、高安に停車する区間急行になり、少なくとも3分は所要時間が延びるはず。特急は現行とほぼ同じで、ゆえに伊賀線もほぼ変わらずの模様。