藤岡組紐店のブログ

四代目藤岡潤全の、店番と出張と帯〆製作と、 え〜と、あとなんだっけの毎日です。
 
2007/02/11 21:20:29|その他
ホームページが出来ました!!
藤岡組紐店のホームページが出来ました!!

http://www.ict.ne.jp/~obishime/

といっても文章などは推敲を繰り返して格好はついてるのですが
写真などが少ないです・・・
しかも入り口のページに写真がない!!
またいい写真撮って載せますね^^;

なおこちらもなのですが帯〆の写真は極力載せないようにしています。
というのも柄などの意匠が盗まれる可能性があるからです。
現に盗まれた柄が中国製で安く出回り、
オリジナルが売れなくなったことも・・・
当店の商品についてはギャラリーまでお越しいただくか
全国の百貨店催事にお越しの上、ご覧くださいませ。

なおmixiの日記には帯〆の写真を載せています。
(本名で登録しています)
ただし友人までの公開とさせていただいており、
いわば会員制みたいな感じとさせていただいております。
マイミクは直接お会いしたことのある方に限らせていただいていますので
ご了承くださいませ。

ちょこちょこと手直ししていきますので
ちょくちょくのぞいてみてください!







2007/02/10 22:26:36|ギャラリー
まちやガーデン伊賀
今日はお隣でイベントをやってたようです。

お隣もうちと同じく町家を改装したものです。
イタリア料理「チッタ」(イタリア語で「街」の意だそう)や
ガラスアートショップや地元の伊賀焼の展示販売などなど
楽しいお店になりそうです!!

特に驚いたのが2階。
すごいです。
この2階を表現するヴォキャブラリーを僕は持ち合わせていません。
とにかく素敵です!!
こちらでは和のお稽古事なんかもするみたいです。
(間違ってたらごめんなさい)

当店の両どなりは件の「まちやガーデン伊賀」さんと
和菓子の「田山屋」さんになるのですが
町家のお店が3件続くことになります。
夜暗くなるとあかりが灯ってすごく綺麗です!!
「まちやガーデン伊賀」は来月22日のオープン予定。
今から楽しみです!
みなさんもぜひぜひ足を運んでみてください。
http://www.igaportal.co.jp/machiya/

もちろん藤岡組紐店への来店もお忘れなく(笑)。







2007/02/09 23:32:21|潤全話
どっちかというと手紙派
僕は昔っから天邪鬼気味なとこがあります。

なのでインターネット/メールの時代でも
本当は手紙を書くのが好きです。

色々なデザインの便箋や封筒を探すのも楽しいですし、
昔の切手を見るのも目を楽しませてくれますし、
何が楽しいかってそれを受け取った方に喜んでいただけたらと
考えるとそれだけで嬉しくなるものです。
自己満足といえばそれまでなのですが(笑)、
たまにお客さまから
「素敵な切手!」
という風に言っていただけると
嬉しがりの僕は心の中でガッツポーズです。
もちろん嬉しくてテンションだだ上がりです(笑)。

その中でもいまいちメジャーじゃない
シーリングスタンプというものに凝っています。
ご覧になられたことはないでしょうか?
映画で中世の貴族なんかが封筒の裏に蝋を垂らして
最後にハンコをポン!と押す場面を。
それがシーリングスタンプ(封蝋)です。
ちょっと見づらいですが写真です。

ロウソクの蝋とはちょっと違ってすごく粘り気があります。
ロウソクの蝋じゃ乾いてもパリパリバラバラと落ちちゃいますもんね。
この粘り気が曲者でスタンプにくっつくんです。
だからあらかじめスタンプに少しだけ石鹸水のようなものを付けておきます。
するとポンと押してもくっつかない!
ただし水分が過ぎると蝋がべちゃっとなります。
また蝋がちょっと乾き始めたくらいに押すのがコツです。

写真はハートマークのものです。
他にも名前のイニシャル「H」も持っているのですが
ちょっと凝った「H」でうまく押しにくいので
よく使うのはハートマークです。

ロフトや東急ハンズで売ってますので
いちど見てみてください。

唯一の難点は和風の封筒には合いづらいことです。
和装小物屋なのに・・・







2007/02/08 23:36:26|潤全話
舞城王太郎

舞城王太郎のデビュー作「煙か土か食い物」を読み終えました。

舞城王太郎は福井県出身の小説家です。
覆面作家なので出身と1973年生まれ以外の詳しいことは分からず
三島由紀夫賞を受賞したときも授賞式に現れず
(三島賞受賞者で式を欠席したのは過去に舞城だけ)
選考委員の島田雅彦が「失礼だ」と不快感を示したとか。

最初に三島賞受賞の「阿修羅ガール」を読んだのですが
これでブッ飛ばされました。
読んでて気持ちがいいのです。
はっきり言って最高でした。
三島賞選考委員の宮本輝が
「いったい何人のおとなが『阿修羅ガール』を最後まで読めるだろうか」
と言ったとおり、一部の方(大半?)には
とてもページを繰ることすら出来ない小説かもしれません。
氏の言うとおり、「下品で不潔な文章と会話がだらだらつづき」ますし。
しかしながら選考委員で受賞に反対したのは宮本輝氏だけなのです。
また芥川賞候補になった「好き好き大好き超愛してる。」。
これにいたっては「付けも付けたりこのタイトル!」と
不快感を露にする方もいらっしゃるかもしれません。
現に選考委員の石原慎太郎(都知事)は
「タイトルを見ただけでうんざりした」
と批判しました。
でも内容は本当に素晴らしいものでした(僕には)。
表紙が凄いピンクで電車の中で読むのはちょっと恥ずかしいですが(笑)。

「煙か土か食い物」は上に挙げた2作品とは違いミステリ小説なのですが
これまた面白い。
デビュー作から舞城節炸裂です(笑)。
電車の中で読んでたときは声を上げて笑いそうになって困りました。
ただ読む人を選びそうな内容なので
「皆さん、読んでください!」
とは言えません。
しかし舞城王太郎は、一部の方には一生読み続けたいと思わせる
筆力を持った作家だと思います。
特に僕のような映画好きには堪らないと思います。
特にタランティーノやロバート・ロドリゲスなんかが
好きな方には強くオススメします。
興味をもたれた方はゼヒ。







2007/02/07 23:23:43|ギャラリー
銀杏BOY〜大笑いした日〜
今日は久々にギャラリーで店番をしていました。

多少風はあるものの、ポカポカと外は暖かそう。
そんな中、年末にもご来店いただいた名古屋のAさん親子が。
しかもギンナンをお土産に!!

Aさん親子は本当に楽しい方でギャラリーにいらっしゃる間中、
笑いが絶えません。
数年前に大病を患われたお母さまも本当に陽気で
僕も40年、50年後も周りを楽しく出来るような歳の取り方をしたいなあと思いました。
笑いって本当に大切ですね。
またお茶でも飲みながら話を聞かせてくださいね!

で、晩ご飯のときに頂いたギンナンを教えていただいたとおり
素揚げにすることになりました。
このギンナン、殻付きなのでそのまま揚げるわけにもいきません。
ワインボトルで殻を破壊していくことにしました。
この加減が難しい!
強く叩きすぎるとグシャッと潰れてしまいますし
弱いと殻が割れません。
でもコツを掴めば簡単なもの。
とりあえずひびを入れて手で剥き剥きです。
流石ギンナン、そこはかとなく秋の御堂筋のかほり・・・
手にはあのお好きな人には堪らない匂いがつきました(笑)。

オススメの通り、素揚げに塩をパラパラッと振って頂くと、

美味しい〜♪

僕は、というか藤岡家の人々はあまりお酒を飲まないので
「酒の肴にもってこい」と教えていただいた食べ方ではありませんが
十分にこの美味しさはわかります。
特にちょっとくせがあるのが大人の味わいかと(笑)。

いや〜、ごちそうさまでした。
まだギンナンは残っているので
また明日もいただきま〜す!
Aさん、ありがとうございました!!!