藤岡組紐店のブログ

四代目藤岡潤全の、店番と出張と帯〆製作と、 え〜と、あとなんだっけの毎日です。
 
2007/02/21 23:44:08|催し
着物大流行中?
池袋三越二日目です。

外の喧騒とは裏腹の、穏やかな会場内のせいか、
ゆっくりと話をされていくお客様が多いです。
担当の方も本当にいろいろと世話を焼いてくれますし、
個人的には池袋三越は好きになりましたが
もうちょっと手組の帯〆に興味を持ってくれる方がいらっしゃれば・・・
努力不足もあるはずなので更に努力します。


売場のお手伝い嬢と話したところ、東京では若者の間で
きものが大ブームとか。
ほんまか?!
確かに浴衣を着る子も増え、
安く買えるアンティーク着物の流行も知ってはいましたが
田舎に暮らす身としてはにわかには信じがたいものがあります。
ともあれ着物を着てもらえるというのは嬉しいですね。
殊、若い子が着るって言うのですから更に喜びも大きいです。

「最近の若い子は変な着物を着てる(変な着方をしてる)」
という方がいらっしゃいますが僕の経験上
そういう方に限って着物を着ない方が多いです。
キツイ言い方になりますが僕はそういう着物を着ない方に
着物の事をとやかく言われたくないです。
着物を着る方が言うなら兎も角。


東京では安野モヨコ原作の映画「さくらん」が今週末公開です。
レイトショーならなんとか観に行けるけど大混雑の予感…







2007/02/20 23:19:10|催し
池袋始まりました
池袋三越初日です。

朝6時過ぎから商品の搬入作業をしていたのですが
ナチュラルハイ状態なのか、お昼過ぎまではおめめもパッチリ。
流石にお昼ご飯を食べると眠気もやってきましたが
お客さまとの話で目も冴えてきました。
ここ池袋三越に来られる方はゆっくり話をされる方が多いように思います。
僕もゆっくり話をするのは好きなので嬉しいですね。
しかも話をしてるともうひとつ買っていただいたり。
今日はさまざまな根付を作られている方との話が印象深いです。
材質の話、マンモスの牙は加工の時に凄く臭くて臭いが残るとか
根付制作の第一人者は三重の方だとか。
お客さまとの会話は本当に刺激を受けます。

しかしながら帯〆の方はなかなか厳しいですね。
明日も手組み帯〆の話をさせていただけるよう頑張ります。

それにしてもホームページに「匠の技展」情報が載ってないのは何故?
広告には僕が大きく出ているのに…







2007/02/20 0:38:46|催し
「東京の街に出て来ました
あい変わらずわけの解らない事言ってます」

というわけで東京は池袋にやってきました。

東京に来ていつも思うのは空が狭いってこと。
高いビルがほとんどない田舎育ちなので
なんだか空が狭いのはさみしい気持ちになりますね。

とはいえ何でも手に入る、何でも観ることができるのはやはり東京でしょう。
映画好きで音楽好きの僕は高校時代から雑誌のイベント紹介欄を穴が開くほど眺めてました。
大学時代の大半を大阪(大学は西宮ですが)で過ごしたので
その時はここぞとばかりに映画を観まくってライブにも行きまくりました。
実家に戻ってからはそういうこともなかなか出来ないのでちとさみしい…

明日から池袋三越の職人展です。
通常前日のお昼や夜に商品の搬入作業があるのですが
なんと当日の朝に搬入。
そのまま実演販売という強行スケジュール!
「ブログなんてやってないで早く寝ろ」?
ごもっともです。

それではみなさんおやすみなさいzzz







2007/02/19 2:38:32|潤全話
繁昌亭に行ってきました

大阪・天満の繁昌亭に行ってきました。

繁昌亭とは関西では戦後60年ぶりとなる、
落語専門の定席です。
実は僕は落語は初めて。
人生最初の落語が生の、目の前で噺家さんが喋るものなので
初心者なのでいささか緊張はありましたが
小難しいことは考えず、ただ噺家さんに集中して耳を傾けるだけ。
それだけで落語は楽しめました。

特別落語に関心を持っていなかった僕には
桂ざこばさんくらいしか知ったま名前はなかったのですが
それ以外の方もとても面白く会場は爆笑でした。
落語以外にも浪曲やあまり目にすることもない(と思われる)立体紙芝居など
充実した3時間でした。

ざこばさんはテレビで見るのと同じで
娘さんの関口まいさんに彼氏が出来たとかで怒ってました。
その怒りようが作ってるのかそれとも本気で怒ってるのか線引きが判然とせず
立腹して怒りのあまりわけが分からなくなってるおっちゃんといった感じ。
(って言ったら怒られるかな?)
そのあたりがざこばさんのざこばさんたる所以、愛される所以かなあとも思いました。


ネットをいろいろ見ているとドラマの「タイガー&ドラゴン」で興味を持った
という人がけっこうおられますが
僕は映画「寝ずの番」で興味を持ちました。
中島らも原作の上方落語界の話ですが、まあ非常に下品なお話です。
ヌードなどの分かりやすい性描写は全くないのに
全編に飛び交う卑語の数々だけで15歳未満鑑賞禁止になったことからも
うかがい知れる内容ではあります。
しかしながらその各出演者から発せられる品のない単語の嵐は
下品を通り越してもはや詩的ですらある、と僕は思っています。
この「寝ずの番」を推すことで僕の品性が知れてしまうという危機感も多少ありますが(笑)、
個人的には今年の日本アカデミー賞受賞作「フラガール」よりも好きです。
下ネタを全く受け付けない方には当然オススメできませんが
「たまには品のない話で笑ったろかいな」という人には
自信を持ってオススメします。
なお監督はマキノ雅彦(津川雅彦)、
出演は中井貴一、木村佳乃、岸部一徳、富司純子、長門裕之という豪華な面子。
先日「武士の一分」で日本アカデミー賞助演男優賞を受賞された
笹野高史さんも出演されてます。
DVDも出てます。
よかったらご覧ください。


ちなみに繁昌亭の昼席は前売りで2000円と格安!
こんな安価で3時間楽しめるのです!!
関西にお住まいの方は落語好きの方はもちろん、
落語なんか聞いたことないわ、って方もぜひぜひ行ってみてください。
絶対損はしないと思いますよ。

写真は一緒に行った友人2人と
入り口で見送ってくれた桂三歩さんと林家竹丸さんです。
おふたりとも達者な噺を聞かせてくれました。







2007/02/18 3:09:46|その他
仕事が終わりました…
荷造りがやっと終わりました。

商品の仕分けは本来ならチャッチャとやれたわけですが
ギャラリーの分も考えないといけないので
これだけ長引いたのです。

商品の到着指定は池袋、川崎、どちらも19日。
そして僕は明日(というか今日)に大阪に落語を聴きに行くので
17日中にやってしまわないといけなかったのです。

ともかく、そろそろ寝ます。
明日居眠りでもしたら大変なので!

というわけで明日は落語の話です。

それではおやすみなさzzz

蛇足ですがいま、朝刊が来ました…