藤岡組紐店のブログ

四代目藤岡潤全の、店番と出張と帯〆製作と、 え〜と、あとなんだっけの毎日です。
 
2007/07/19 1:31:03|潤全話
ヘアカット&アサイー
髪を切りました。

それも3ヶ月ぶりです。
気を抜くと頭部が無法地帯となりつつありましたが
なんとか頭髪も各々のルールを作って
ギリギリの髪形となっていました。

もうすぐ梅雨も明けて、暑さも本格化するので
思い切ってバッサリ切ってもらいました!
おかげさまで頭もスッキリ、気分もサッパリ。
これで髭も相乗効果、かも?
(実は口ひげ生えてます・・・)

僕の行きつけの美容室では
カット後にドリンクのサービスがあります。
確か月替わりだったと思うのですが、(季節替わりかも)
毎回スタッフの方がかなり趣向を凝らして作ってくれています。

今回はアサイー・ドリンク(名前うろ覚えです)。
「アサイーって何?」
という方に説明しましょう。
アサイーとは「奇跡の果実」です!
え、わからない?
詳細はこちらをご覧あれ。

アサイー(Wikipedia)

このアサイー、そのまま食べると「えげつない味」(担当美容師Iさん談)だそうですが
このドリンクはなんとラム酒を使って飲みやすくしてあります。
これが美味い!
かなりおいしいです!!
きっとこの味になるまでにかなりの試行錯誤を繰り返されたと思います。
毎回ありがとうございます。
これもまた散髪に行く楽しみなのです。
多忙であまり行けないのですが・・・


最後にお詫びです。
先ほど香川のゆきんぼから16日のブログのタイトルについて物言いがつきました。
確かに今回の台風は大きな爪あとを残しましたが
その一方で早明浦ダムの貯水率を一気に100%にするなど
罪過も功績もあったわけです。
そんな台風を一方的に罵るとは如何なものか、というわけです。
というわけでシンプルなタイトルに変えさせていただきました。
不快に思われた方、ごめんなさい。
ちなみに件のタイトルは絲山秋子の著書のタイトルのもじりです。







2007/07/18 1:26:13|潤全話
祇園祭に行ってきました!

京都三大祭の一つ、祇園祭に行ってきました。

京都は地理は比較的近いのですが
僕は今回が初めて。
今日が宵山でお祭のハイライトとなる、
「山鉾巡行」の日でした。

全ての山鉾を見たわけではありませんが、
いやー、凄い。
僕はお祭りというと地元の天神祭くらいしか知りません。
地元の祭りと比べるのも変な話ですが
スケールが違いました。
(もちろん天神祭を貶めようというわけではありません)
山鉾の大きさ、高さ、方向転換などいろいろな面で驚かされました。

特に方向転換は見所だと思います。
自動車のように簡単に方向転換が出来るわけではありません。
構造上不可能なのです。
なので曲がるときはまず下に竹を敷いてそこに水をかけます。
そして何人もの男たちが思いっきり山鉾を引っ張る!!
しかし山鉾の重さもさることながら、
その上にはかなりの人数が乗っているので
一度ではすまないことも。
なので何度も何度も引っ張って軌道修正します。
(写真:上から2枚目・移動中)
そこで観衆は拍手喝采。
これは見てておもわず歓声が上がり、手を叩いてしまいますね。

この山鉾、高さがかなりあるので上り下りは2階からします。
(写真:下から2枚目)
街の中の各所に、なんというのでしょうか、
その山鉾の発着所(変な言い方ですいません)があり、
そこにはしけのようなものをしつらえてあるのです。
山鉾に乗って笛や鉦の演奏者は
けっこう身を乗り出しているように見えました。
(写真:一番下〉
それに数人は屋根の上に・・・
傍から見てても恐ろしい光景でした。

僕はお祭りに詳しいわけではありませんが
祇園祭はかなり見ていて楽しいと思います。
機会がありましたらぜひぜひ見に行ってみてください。

因みに「後の祭り」という言い方がありますが
その「祭り」は「祇園祭」を差すという説もあるそうですよ。







2007/07/16 23:45:42|その他
また地震・・・
皆さんご存知のように、今朝また新潟で地震が起こりました。

新潟には仲良くしていただいている職人さんが
何人かいらっしゃいます。
すぐにメールを送りましたら、
幸い揺れはあったものの被害もないとのことで
ホッとしました。

「このあたりも地震あったらこわいなー」
と思ってたら、夕方5時半ごろ、
仕事場にいたらちょっとグラグラと・・・
奈良が震源で、震度2だったそうです。
で、調べてたらついさっき、
今度は北海道!?
ほんま、どないなっとんねん?!

僕は台風も嫌いですが、一番嫌いなのが地震なのです。
防ぎようのない自然現象なのでしょうが
こればかりはなくなって欲しいです・・・

新潟・長野で震災に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。







2007/07/16 1:37:20|潤全話
台風
台風は主に九州、沖縄に大きな爪あとを残し、
太平洋に行ってしまったようですね。

小さい頃は「台風」という非日常が来るので
わくわくしたものですが(不謹慎ですいません)
最近は流石にそういう気持ちの昂ぶりはありません。
逆に商売の事などを考えるとあまり好きではなくなっています。
台風が来るというのに観光に行こう、だとか
デパートに買い物に行こうなんて人はまずいないでしょうからね。

伊賀は一部に土砂災害の恐れがあり、避難勧告も出ていたようですが
何事もなく過ぎ去ったようです。

小さなことですが影響は、僕にはありました。
数日前のブログに書きましたが
僕は今日は大阪に行く予定だったのです。
それも千里阪急に商品を持って。
しかし暴風雨の恐れがあったので急遽予定を変更。
とりあえず千里阪急に商品を送って
僕が行くのはまた日を改める旨を告げました。
大きな商品もあったので濡れると大変ですからね。

そして散髪。
僕は大阪の南船場というところに行っているのですが
入れていた予約もキャンセル。
僕は4月から髪の毛を切っておらず、
頭ボサボサで気持ち悪いのですがまた延期です。

という風に些細なことですが
台風のせいで今日の予定は狂ってしまいました。
(朝起きたら晴れてた!!)
もちろん災害に遭われた方とは比べようもないのですが
僕は台風が嫌いです!!

因みに再来月に物凄くタイトなスケジュールで移動する日があるのですが
台風が来たらえらいことになります。
その日(だけ)は台風が来ませんように!!







2007/07/15 0:23:10|潤全話
それは本の燃え上がる温度
映画「華氏451」を観ました。

レイ・ブラッドベリ原作、フランソワ・トリュフォー監督の近未来SFです。
本を読み、所有することを禁じられた近い未来を舞台に
本を焼くファイアーマンがある女性と出会い、
自らの職や体制に疑問を抱いて…といったストーリーです。
ナチスや秦の始皇帝も行ったことで有名な「焚書(ふんしょ)」が描かれています。

「ファイアーマン」の仕事は本を所有している者を突き止め、焼いてしまうことなのですが
英語でFiremanとは「消防士」を意味します。
本来は「火を消すこと」が仕事なのに
Firemanの字義通り火炎放射器で本を焼いていくさまはなんとも皮肉です。

最初から最後までありとあらゆる本が焼かれます。
オセロ、ベニスの商人、ボヴァリー夫人、地下鉄のザジ、ロリータ、ダリ画集…
それはそれはショッキングでした。
自分でもこれほどまで悲しい気持ちになるとは思いませんでしたね。
僕は、決して読書量が多いほうではありませんが、本を読むのが好きです。
その本を読むことが禁止され、しかも焼き捨てられるとは…

本好きには正視に耐えない描写が続きますが、
だからこそこの映画は本好きに観てもらいたい映画です。
1966年の映画なので今観るとあまり近未来という感じもしませんし、
物凄い盛り上がりがあるわけでもありません。
ヌーベルヴァーグを代表するフランスの映画監督の一人、トリュフォーなので
ハリウッド映画と同じような展開を期待すると肩透かしです。
しかしながらテーマは今観ても古びるものではありませんし、
目立った盛り上がりがあるでもないのにラストはかなり感動します。
原作も読んでみたくなりました。

興味を持たれた方はゼヒ。
またこれから夏休みに入りますが
読書感想文用にもいいかもしれませんよ!