ロサンゼルス二日目、
遂にジャパン・エキスポ2007が始まりました。
ジャパン・エキスポは今年28回目を迎えるそうで、
我々職人以外だと和食、骨董、忍術や三味線のパフォーマンスの他、
キモノ変身ブースや
いまや世界に誇れる文化となり得たアニメのブースもありました。
会場内は今となってはほとんど見ることもなくなった
ちんどん屋さんがサックス吹きながら練り歩いていて面白いです。
来られるお客さまもさまざま。
在米日本人、日系人はもちろん、
日本文化に興味があるであろうアメリカ人(ドラゴンボールTシャツの着用率高し)、
その他コスプレイヤーも多数。
ブースの内容も雑多なら来られる方もさまざまです。
写真1のような感じで通路を挟み左右にブースがあります。
しかしいろいろな方が来られる中、共通していることがひとつ。
組紐に興味を示す人が少ない・・・
今回は帯〆を少なめにしてその他の組紐小物をメインにして持って行ったのですが、
それでも。
それでもあまり興味はなさそうなんですね。
確かに紐文化というもの自体が世界的に見ても珍しいものですし、
ましてや装飾品として使うということ自体が稀有なのですが。
また初日はお客さまの入りとしてもあまり芳しくはなかった様子。
売れてる方は売れてるんですがねえ。
あと会場内は寒い!!
カリフォルニア=温暖、のイメージだったし
けっこう暖かいようなことを聞いていたので
単衣の久留米絣の着物持ってきてました。
夕方になると寒くて風邪引きそうでした・・・
というわけで気を取り直してジャパン・エキスポ二日目。
体調を崩してはみなさんにも迷惑がかかるので
不本意ではありますが二日目は洋服で。
二日目は初日よりは人が入ってましたね。
あとなんとなく接客のコツが多少は掴めたので
少し攻撃的に(笑)英語で勧めてみたり。
見た目は日本人でも全く日本語が出来ない方も多いのです。
逆に英語で説明したら、
「日本語わかりますよ」
と言われることも(恥)。
めげずに接客してたら初日の数倍は売れました。
といっても国内に比べれば全然なのですが
最初なら仕方ないかもしれません。
それなりの売上を目指すなら
徐々に、草の根的に広げていかねばならないでしょうね。
しかしながら商売とは別に、
今回の出展で刺激を受けたことは何事にも替えがたいことです。
いろいろな方に出会いました。
写真2のおばあちゃんはこのジャパン・エキスポが始まったときから
いろいろと関わっているらしく、なんと91歳!!
若さの秘訣は?と聞くと
「ボーイフレンド」
とのこと。
もちろん僕は新しいボーイフレンドになりました(笑)。
あとラジオDJの方にインタビューを受けました。
もともとは日本でDJをされていたそうですが
今はロサンゼルスの日本語ラジオ局で番組を持たれているそうです。
組紐への思いを熱く語らせていただきました。
が、それが流されたかどうかは日本に住む僕には確認のしようがありません。
ひとりでも、それがたったひとりであっても
興味を持ってくれれば僕がアメリカに行った甲斐もあったというものです。
インタビューしていただいた佐伯和代さんのホームページ
saekiss.comアメリカ唯一の24時間日本語放送ラジオ局、Team J Station。
Team J Stationあとたぶんアメリカ産ではありませんが、ゆるキャラも発見!!(写真3)
一見して愛知万博の「キッコロ」かと思いましたが
なんとなく「できるかな」のゴン太君を緑にしたような感じ?
ちなみにコギャル(?)風の女性が上からスッポリとかぶってるので
えらく細いおみ足が「こんにちは」しています。
仕事の後のお楽しみはほぼ隣接するステイプルズ・センターでバスケ観戦!
地元ロサンゼルス・レイカーズとオーランド・マジックの一戦は
スポーツに明るくない僕にでもド迫力!!
写真4はコービー・ブライアントの3ポイントシュートが入る寸前の一枚。
蛇足ですがコービーの綴りはKOBEで、
これは同じくNBAの選手だった彼のお父さんが来日した際に
食べ気に入った神戸牛の「神戸ステーキハウス」から取ったものだそう。
友人から聞いていた、僕の知る数少ない選手だったので
なんだか見れたのが嬉しかったですね。
スター選手だけあってこの日も大活躍でしたが
残念ながらレイカーズは負けてしまいました。
それにしてもさすがアメリカ、
試合中や休憩時間にもお客さんを楽しませる仕掛けが
いろいろとあって全く飽きさせません。
アメリカに行かれたときは機会があればスポーツ観戦もぜひ。
仕事はこれで終わり。
あとは楽しい楽しい観光の始まりなのです!!