なべ重 つれづれ草

つれづれなるままに、日暮らしコンピュターにむかいて、心に移りゆくよしなし事を、  勝手気ままに、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
 
2013/02/10 2:12:38|芭蕉の句
2月 芭蕉の句
句碑の書は元上野市長、豊岡益人氏が書かれた。

又、「うにの香も年ふる山の冬の梅」川口竹人の俳

句も並んで刻まれていた。

この句は蓑虫庵で詠まれ服部土芳の書に「伊陽山

家にうにという物有り。土のそこよりほり出て薪とす

石にもあらず木にもあらず黒色にしてあしき香りあ

り・・・・此一紙我草庵に残る」と書かれていた。

 又、川口竹人の「芭蕉翁全伝」にも蓑虫庵にての

吟として書き残されている。

伊賀地方は古代琵琶湖層群と呼ばれていて「うに」

の豊富な埋蔵地帯。戦後物資の少ない時代には地

元の人たちは「うに=泥炭」を薪の代わりに使用して

いたと聞いている。

  
   川口竹人=藤堂藩の藩士で、五代目城代家老の

藤堂采女元甫(うねめ・げんぽ)につかえ、元甫と無

名庵を再建して「芭蕉翁全伝」を書き残している。

芭蕉が死んだ70年後1764年に亡くなっている。





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