汽車が走った頃
関西本線の名古屋から湊町間が、全線非電化だった半世紀ほど前。鉄道100年に始まり、湊町奈良間電化を控えて、空前のSLブームが巻き起こった。平成の時代も終わり、懐かしさを通りすぎ伝説の世界に入った、あの時代にタイムスリップする懐古鉄なブログです。
プロフィール
■ID
moni5187
■自己紹介
半世紀ほど前鉄道撮影してました
■趣味
日英中3ヵ国語web閲覧など
カテゴリー
・D51伊賀号(27)
・HM付き列車(16)
・臨時客車列車(10)
・保存機(5)
・伊賀上野駅(5)
・貨物列車(38)
・気動車列車(16)
・荷物列車(18)
・客車列車(9)
・電車列車(14)
・伊賀線(16)
・その他(4)
コンテンツ
・
山陰乗り鉄の旅9(5/10)
・
山陰乗り鉄の旅8(4/27)
・
山陰乗り鉄の旅7(4/12)
・
桜と忍者列車と(3/29)
・
山陰乗り鉄の旅6(3/23)
・
山陰乗り鉄の旅5(3/8)
(一覧へ)
検索
コメント
コメントする
・
Re:混色気動車(4/29)
・
混色気動車(4/28)
・
Re:米子駅(4/20)
・
米子駅(4/20)
・
Re:鉄道ピクトリアル(3/29)
(一覧へ)
リンク
・
伊賀線の記憶
(一覧へ)
携帯アクセス
読者になる
メールアドレスを登録すると、このページの更新情報が届きます。
(登録する)
投票する
このページをランキングに投票できます。
(投票する)
2025/05/10 18:47:00|
気動車列車
山陰乗り鉄の旅9
ツイート
1980(昭和55)年8月28日(木)
当日の岡山県津山測候所、 正午の気象データは、気圧1014.0hPa。気温26.7℃。北東の風。風速0.5m/s。
左) 新見から姫新線で津山に向かう途中、津山駅の2つ手前の美作千代駅と1つ前の院庄駅間に架かる、第二吉井川橋梁を走行中の列車内。
この1コマから撮影場所を探すのは困難を極めた。運転士さんは写っておらず後方撮影で、貫通扉の形状から新見から乗ったキハ20だと推測できた。先は、芸備線、伯備線、姫新線のいずれかに乗った。としか考えられず、前面展望動画から類似の鉄橋を根気よく探す事にした。
中) 国土地理院の空中写真、1977/01/11(昭52)津山を加工した物。数日かけて見付けたのが、この姫新線の
第二吉井川橋梁
。約100m南の下流に並走して走る、
出雲街道の錦橋
の西側のプレートガーダー橋部分が、運転席の窓の左端にギリ写っているのが決め手にもなった。
姫新線で津山駅に11:56に到着。12:00発の因美線、急行みささ1号鳥取行に乗り換えた。一連の山陰乗り鉄の旅で告知しているように、伝説の弁当箱ことTRIOのTR-2300で、アマチュア無線の列車内運用を始めた。
少し前ならケータイ。今はスマホを列車内で使うのは、ごく当たり前の時代になった。が、当時、列車内で無線電波を利用するのは、ごく限られた趣味人だけが楽しめる至福の状況だった。キング・オブ・ホビーと呼ばれるハムと、同じく趣味の王様とも呼ばれる鉄道趣味の乗り鉄を、同時に楽しむ事は現在もトレインモービルと呼ばれている。
右) 1980年8月28日の日付の、さんべ6号とみささ1号内での運用を記録したQSOログ。不覚にもみさき1号と書いてあるが。一連の山陰乗り鉄の旅の日時を特定できたのは、このログを発掘できたおかげ。コールサインのサフィックスと、QRA、市町村名の下の町名はモザイク加工済み。
以下、みささ1号内での交信内容を小さいフォントで再現してみた。最初は、メインこと145.00MHzのコールchでCQを出した。
当局 「シーキュー・ツーメーター、CQ2m、こちらは、ジャパン・フロリダ・ツー、、、、ポータブル4。入感の局ございましたら、お声がけのほど、よろしくお願いします。CQ2m、CQ2m、….。」
相手局「JF2〇〇〇/4。こちらは、JR4〇〇〇。QSYchの指定、よろしくお願いします。」ザー。
当局 「ごぉのゼロヨンへQSYよろしく。」
当局 「ジュリエイト・ロメオ・フォー、、、、JR4〇〇〇局。早速のお声がけ、ありがとうございます。こちらは、ジャパン・フロリダ・ツー、、、、ポータブル4。JF2〇〇〇/4です。QRAは、、、。QTHは、三重は上野シティからの移動運用です。使用リグはTRIOのTR-2300。ファイブ・ナイン・プラスで強力に入感しています。現在みささ1号で鳥取に向かって、トレインモービル中です。、、、どうぞ。」
相手局「了解しました。ジャパン・フォックストロット・ツー、、、、ポータブル4。、こちらはジュリエット・ロメオ・フォー、、、、。JR4〇〇〇です。QRAは、、、。使用リグは同じくTRIOのTS-770、59+でフルスケールです。津山市内から2段GPでの固定運用です。みささ1号に乗車とのことで、もう少しすれば当局の家の前を通りますね、、、どうぞ。」ザー。
当局 「了解しました。JR4〇〇〇。こちらは、JF2〇〇〇/4。それは、あまりにも偶然ですね。近づいているようです、、、どうぞ。」
ログに「家のよこをつうか、手をふる。」と記入してあったように、線路ぎわの局長さん宅から、2人の方が手を振ってくれた。当方ら3人も車内から手を振った。無線と乗り鉄に線路の友情を同時に楽しむ、なんとも予期せぬ事態となった。
相手局「了解しました。JF2〇〇〇/4、こちらはJR4〇〇〇。それでは、良い旅をお続けください。セブンティー・スリーさようなら。」ザッ・ザー。
当局 「了解しました。JR4〇〇〇。こちらは、JF2〇〇〇/4。少し途切れるようになってきました。QSLは必ず送ります。それでは、73さようなら。」
お互い感激したのか、QSLカードを交換する事になり、詳細なQTHを教え合って、交信は完全に途切れる手前まで続いた。
いよいよ最終回へ、続く。
ツイート
[
1
P /
178
P ]
次の記事 >>
<< 一つ前にもどる >>
コメントする
タイトル
*
:
コメント
*
:
名前
*
:
MailAddress:
URL:
削除キー:
コメントを削除する時に必要になります
※「
*
」は必須入力です。
[
easy my webトップ
|
HOME
|
▲ページ上部へ
]
[
easy my web
]
COPYRIGHT © 2006-2012 Igaueno Cable Television. ALL RIGHTS RESERVED.
Powered by
Loyal Planning Co.Ltd.
&
TriQ Association Inc.