不易庵

気儘な旅を楽しもう
 
2018/05/22 16:34:02|その他
「床みどり」と「池大雅」の感動
このところの気象変動には悩まされる。ストーブと扇風機が日替わりの廻り舞台の様だ。でも
20日は♪素晴らしいサンデー♪だった。趣味で?気心の知れた21名のグループと京都へのバス旅行を楽しんだ。
「実相院門跡」って知らなかったが、「床もみじ」で著名な寺と知れば、成程と認識できた。庭の深紅の紅葉が、漆黒に磨かれた寺内の床に投影する風景が、TVで度々報道されていたから、是非訪れたい名刹だった。洛北岩倉の地は、平安以降貴族の隠棲の地と伝わった雰囲気が、今でも残っている。映像で見る床面が、今は翠面で秋の深紅には劣るが、実像に接する喜びは別格だ。だが、その反面、門跡寺院の建物が、ツッカイ棒で支えられたり、屋根瓦の歪みが気になる。多額の寄付や公的助成金が、隅々まで届かないのだろうか、震災被害が心配される。
昼食は近くの数ある「聖護院八橋」の緑深い二階で、ゆるゆる京料理を賞味した。
午後は、「京都国立博物館」でこの日が最終の「池大雅」の特別展を鑑賞した。85年ぶり、国宝3点重文13点を含む160点に及ぶ大展覧会だった。
同時代の若冲、応挙や南画の蕪村はある程度の認識があったが、今回の膨大な展示品から、彼は七歳から神童と言われ、82歳の生涯に及ぶ数々の、天衣無縫の旅の風景画から、細かい指先や手でかいた「指墨画」から、寺院内の巨大な山水画の掛物に挑んでいる。又書の面でも、変幻自在に名筆を残している。誠に見飽きない数々の名筆の足跡に圧倒されて、正直三時間の持ち時間が草臥れました。
同じ人間の一生でも、こんなに素晴らしい膨大な「名作品」を残して、永遠に後世の人人に感動を与え続けるって、池大雅の計り知れぬ叡智の素晴らしさに感動の一日でした。
(京にても 京なつかしや ほととぎす 芭蕉句)
(左、実相院現代の小川植治の作庭、中、同古来の御庭園、右、京博マスコットのトラリン)
  





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