不易庵

気儘な旅を楽しもう
 
2018/09/19 12:12:00|その他
「大和路」へ貸し切りバスで勉強会
南都七大寺を始め、あまたの古寺の中で、今日チョウ知名度の高い寺は、ヤッパ奈良の大仏だろうなー。口のまわらぬ幼児さえ通じそうだ。案の定この日の東大寺は、修学旅行生や外人さんが、鹿と戯れ大混雑の境内だった。しかし我々のこの日の目的は、真言律宗総本山「西大寺」でした。
創建当時は東大寺に匹敵する広大な寺領だったそうだが、今は数十分の一になったそうだが、それでも広々していて、参拝客もまばらで東大寺とは比較にならない。その本堂で、今回は特別な計らいのグループだったから、僧侶から直々寺の由来や仏像の特徴等手に取って解説を受けられ、グループ名に恥じない「勉強会」となった。
1253年前創建の寺院も波乱を経て約800年前の中興の祖「叡尊上人」によって現状に復した様だが、その尊像は国宝に指定されている。頭身大の薬師本尊や三尊等はゆるゆる祈りの時があり、煌々とともされる万燈の許で、重要文化財としての歴史の重みもしみじみ感じました。本堂の伽藍つくりがすべて松材で造営されていて、日々多勢の信仰者により、床板が光っている。
その後はこの寺の看板?の「大茶盛」を拝服できたのが幸甚だった。東大寺の大仏が日本一なら、西軍のこの寺の茶会道具も日本一で、さぞかし大仏さん歩まれるなら、一服拝服の大きさの寸法がピッタリだ。でも水指は和尚は「古伊賀」とのたまっておられたが、ちょっと古が?だが、ヤッパ存在感充分の誇らしいお道具だなー。同行の仲間に伊賀焼作家がいたが、後日寄進の意思がありありだったから、是非又ご縁で拝見が楽しみだ。但し急がれたい?。
昼食は名物「柿の葉寿司」の老舗で、精進料理を頂き、午後は奈良県立美術館でこの日が最後の「美の新風」なるテーマの絵画鑑賞したが、奈良には「絵になる風景」ばかりで、著名な名画伯の作品が目を休ませられた。その他現代の抽象作家の作品も多々あり、収蔵品に新風が加わり、きれいな美術館もいい位置に有り、知的な文化を吸収できた一日だった。
尚、バス窓外から見た「薬師寺東塔」が未だ修復覆屋だったが、2020年春に完成だそうな。今回は想像の情景で、佐々木信綱の「ゆく秋や大和の国の薬師寺の、塔の上なるひとひらの雲」で収めたいです。
(菊の香や 奈良には古き 仏たち 芭蕉句)
(左、東塔跡地より本堂、中、大茶盛席、右、伊賀焼水指)





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